女子高生お触り逮捕 痴漢東大生のずる賢い?供述

2020年01月20日 16時15分

小田急線で痴漢をした男は東大に通っていた

 パンツの上からなのか、中なのかが運命の分かれ目になる。現役東大生が痴漢をして逮捕されたニュースが話題になっている。東京大学農学部4年生の男(22)は17日に神奈川県警多摩署に強制わいせつの疑いで現行犯逮捕されていた。同日の小田急線車内で女子高生(18)の下着の中に手を入れた疑惑があるが、男は「パンツの上から触った」と否認。実はこの供述の持つ意味は大きい。

 男は17日午後6時ごろ、小田急電鉄の下北沢駅から登戸駅へ進行中の車内で、女子高生の下着の中に手を入れて下半身を触った疑いで逮捕された。女子高生が痴漢被害を訴えると登戸駅で逃走。電車内に乗り合わせていた警視庁巡査部長が追いかけて捕まえた。男は「痴漢する相手を探していた」と話すと同時に「パンツの上から触った」と一部容疑を否認している。

 せっかく東大に入学したのに何をやっているのかとあきれてしまうが、伝わってくる供述内容は頭を使ったものだ。わいせつ犯罪に詳しい関係者は「『パンツの上から触った』というのはかなり重要な点です。パンツの中に手を入れて直接、陰部を触ると強制わいせつに問われやすい。これがパンツの上からだと迷惑防止条例になる。強制わいせつの方が罪が重く、罰金では済まず、公判請求(起訴)があり得るのです」と解説した。

 一部報道ではこの東大生は2018年と19年にも痴漢で逮捕されていたというから、今回で3回目となる。常習者なら下着の上から触るか中から触るかで罪が変わりかねないことを熟知していても不思議はない。しかも東大生。優秀な頭脳をずる賢さに使ってしまったのか。

 それにしても小田急線というチョイスはなぜなのか。同線は必ずしも痴漢で有名な路線ではない。「小田急線が複線(上下線で線路が2本)だったころは線路上で電車が渋滞しているような状態で車内も混雑していましたが、18年から複々線(上下線に加え各駅停車と急行などが別線路で4本)となり車内は以前よりすいているので痴漢は減っているのが実情です。それでも下北沢から登戸間は混んでいる方だとは思います」と前出の関係者。小田急線では代々木上原駅から登戸駅間が複々線だ。

 東大つながりでいえば、駒場東大前駅が京王井の頭線にあり、小田急線と交差する下北沢駅までは2駅。男にとっては車内の様子など“土地勘”があったのだろう。

「快速急行なら下北沢から登戸まで駅に止まらず10分ほど。これくらい駅間が長いスポットは痴漢マニアにとっては好都合で狙われるところです。また沿線に大学がある小田急線は女子大生が多く、女性のレベルも高い印象があります」(前出の関係者)

 痴漢といえば埼京線だが…。「車内に防犯カメラが設置されるようになって埼京線や山手線の痴漢は減ったといいます。今は東横線みたいにほかの路線と直通運転をしている長距離路線が狙われています。あとカーブのあるところですね。カーブで揺れるどさくさに紛れて触るのです」(前同)

 この時期は痴漢が活発化するともいわれている。大学入試センター試験に向かう女性を狙う犯罪者がいるというのだ。被害者はトラブルになって試験時間に遅れたくないから、触っても何も言わないという理屈だという。センター試験前日に犯行に及んだ東大生が意識していたかは不明だ。

 どんな知識よりも「痴漢は犯罪」ということを身につけるべきである。