中国で新型肺炎の投稿が削除に「41人」が疑わしい本当の発症者数

2020年01月18日 16時00分

 本当の感染者数は――。中国湖北省武漢市で発生している新型コロナウイルスによる肺炎をめぐり、ネット上に投稿された「感染」を訴える書き込みが中国当局によって削除されていることが分かった。

 新型コロナウイルスは咳や発熱などの症状があり、重症化すると肺炎や呼吸困難に。17日時点で中国で発症者41人、うち死者2人とされているが…。中国版ツイッター「微博」には16日、「父親が9日に肺炎を発症し、母親と自分もここ3日間、発熱が続いている」との投稿があったが、夕方に削除。投稿者のアカウントも強制閉鎖された。

 書き込みによると、父親は熱が下がらず、専門治療が受けられる病院に行ったが、すでにこの病院は満杯。結局、注射を打っただけで自宅に帰されたという。

 その後、症状が悪化。紹介状をもらってようやく、新型肺炎患者が集められている武漢市の金銀潭病院に収容された。妻と子供も肺炎を発症し、同病院に電話したが「外来患者は受け付けていない」と診療を断られたという。この投稿者が「41人」に含まれているのか否かは不明。「情報統制するのは、中国政府にとって“不都合な真実”ということ。この調子では感染者数41人、死者2人という数字も全く信用できない。実際はその数十倍ではないか。刻々とパンデミック(世界的流行)に近づいている」とは中国情勢に詳しい人物。

 重篤患者が集められている前出の金銀潭病院で何が行われているかは、全くわからないという。

 2011年に派手に脱線した新幹線を海外メディアが伝える前に地中に埋めたのが、中国という国。この事例を踏まえれば、感染者は闇に葬られる可能性すらある。

 17日には、中国でNHKの海外放送が新型肺炎について伝えようとしたところ、画面が暗転。国民も何が起きているかうすうす気付いているが、当局の監視もあり、公に話すこともできないという。