東進ハイスクール人気講師の卑劣 元教え子不倫相手に中絶強要「わいせつ動画」で脅し

2020年01月15日 16時00分

 大手予備校の人気講師は、受験テクはあっても、人間としては最低だった。

 不倫交際していた30代の元教え子の女性が妊娠したことで、中絶を迫ったとして、警視庁府中署が「東進ハイスクール」の人気講師で千葉県習志野市の男性講師(56)を強要未遂容疑で逮捕した。8日に逮捕し、14日に釈放した。今後、任意で調べるとみられる。女性は東進ではなく、以前に勤めていた予備校での教え子だった。

 逮捕容疑は、昨年12月20日午後2時ごろ、東京・武蔵野市の路上で女性に対し「どうしても子供を産むなら、わいせつな動画をインターネット上に拡散する」と脅し、中絶手術を受けさせようとしたというもの。

 男性講師には妻がおり、元教え子だった女性とは不倫関係だった。

 女性は脅しに屈せず警察に相談し、逮捕された男性講師は容疑を認める一方で「本当に動画を拡散し、世に出すつもりはなかった」と供述したという。

 男性講師は現代文と古文の授業を担当していたが、予備校業界や受験生の間では、広く知られた有名人だった。

 東進には「今でしょ」の言葉で知られる林修氏をはじめ、個性豊かな人気講師がいるが、「男性講師は温和で優しそうな言動で、女子学生に人気だった」(関係者)という。

 著書によると、岡山県の名門県立高校時代は偏差値44だったが、猛勉強の末、京大文学部に合格。卒業後は大手工作機器メーカーを経て東進の講師になった。

「自身で受験研究所も持ち、著書はベストセラーですから、年収は2000万円以上はあったのではないか」(同)

 ある法曹関係者は「婚外子が生まれれば、認知問題が生じ、認知すれば遺産相続にもかかわる。そうしたことから逃れたかったのだろうが、強要は当然犯罪。教養ある人にしては無知すぎる」。

 事件で不倫まで発覚し、地位も名誉も失うことになりそうだ。