小6女児も被害 個人間融資サギに気をつけろ!

2019年12月19日 07時00分

 切羽詰まった人の気持ちに付け込んだ卑劣な犯行だ。SNSを使って「融資始めました」と呼びかけ前金をだまし取っていた無職の少女(19)が、警視庁少年事件課に逮捕された。北海道から沖縄まで115人から約200万円をだまし取っていた。

 SNSで融資を申し込む人が見つかると「前金として貸出金の1割が必要」として現金の入金を要求。現金を得ると融資はせずに逃げる、典型的な詐欺の手口だった。少女は同様の手口でだまされ、5万円を失ったことがあるといい「取り戻そうと思った」と供述。被害者には小6女児もおり、一部報道では10万円を借りようとして1万円を取られていたという。

 ツイッターなどネットでは「個人で融資やっています」「お金に困っているならお助けします」などと呼びかける人がたくさんいる。これらは「個人間融資」と言われており、トラブルが多発している。

 金融庁が「たとえ個人が行う場合であっても、貸金業法の規定に抵触する場合があります」と呼びかけているが、なかなか減らないのが現状だ。
 国民生活センターにも被害相談が多数寄せられている。利息の免除をチラつかされて要求された裸の写真を送信してしまい、結局は融資を受けられないどころか、連絡がつかなくなったケースなど悪質なものもある。

 個人間融資の一つで、利息を払う代わりに肉体関係を結ぶ“ひととき融資”も急増中だ。ツイッターで募集が行われている。

 IT関係者は「『先振り込み』といって融資に当たって前金を求めてくる場合は、詐欺の可能性が高い。明らかに怪しいですが、個人間融資に頼る人はほかに借りる先がない。そのことを見越しての犯行です」と指摘。どんなに困っていても個人間融資には手を出さない方がいい。