中村医師アフガンで銃撃死の惨劇を海外メディアも大きく報道

2019年12月05日 16時00分

アフガニスタンのガニ大統領(右)と中村氏(ロイター)

 アフガニスタンやパキスタンの国境付近などで貧困層への医療活動、用水路建設などに取り組み、アフガニスタンの“名誉国民賞”を受賞したばかりだった日本人医師、中村哲さん(73)銃撃死の惨劇を海外メディアも大きく報じた。

 米有力紙ワシントン・ポストはアフガニスタンの首都カブールからのAP電を速報。事件の詳細を伝え「数百人のアフガニスタンの人々がSNSに中村氏の写真を掲載し、犯行を非難する一方、日本人の同医師がいかに尊敬されていたかを訴えた」とした。

 英BBCは現地では同様のテロ攻撃が頻発しているとし「BBC調べによると、8月だけでも子供を含め1日平均74人が殺害された」とした。

 先週には同国で活動していた米国籍の国連職員が、国連車両を狙ったとされる爆発物による攻撃で死亡したと報じた。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラも中村さんの活動を詳報した。

 ロイター通信は「アフガニスタン政府はわが国の偉大な友、中村医師への凶悪で臆病な攻撃を強く非難する」とした同国のアシュラフ・ガニ大統領(顔写真)の報道官による声明を発表。「(中村さんは)アフガニスタン人の生活を改善するために人生を全てを捧げた」と追悼と感謝の意を表した。