【東久留米殺人】内縁妻の息子逮捕 被害者の生活状況に精通?

2019年12月03日 16時15分

 母親不在の間に凶行に及んだということなのか。東京・東久留米市の住宅で11月8日に会社員二岡一浩さん(55)がメッタ刺しされ、殺害された事件で、警視庁が強盗殺人容疑で逮捕したのは無職三ツ本寛己容疑者(28)。捕まったのはやはり“身内”だった。

 二岡さんは8日未明から明け方にかけて、自宅2階の寝室で就寝していたところを襲われた。ベッド付近に血痕が集中しており、天井にまで血しぶきが吹き飛んだ。心臓のほか、首や胸、腹など70か以上に刺し傷や切り傷が見つかり、強い殺意を持った者の犯行とみられた。

 一方、犯人の侵入経路は居間の掃き出し窓だった。クレセント錠の周囲が割られ、火で焼き切る“焼き破り”といわれる手口で、1、2階すべての部屋の引き出しが物色した跡があり、窃盗を装っていた。

 そもそも謎だったのはなぜ二岡さんが1人でいることを知っていたか、だった。二岡さんは内縁の妻Aさんとその娘との3人で暮らし、2人は海外旅行に出掛けていたのだ。

 三ツ本容疑者はAさんの二男。二岡さんが出勤しないことで職場から連絡を受けたAさんが三ツ本容疑者に確認するよう連絡。8日午後1時ごろに三ツ本容疑者が遺体の第1発見者で、警察に通報したが、その数時間前まで自身が室内で物取りの仕業に偽装工作していたことになる。

 同容疑者は以前、二岡さん、母親のAさんと一緒に暮らしていたというが、その後、近くに1人で住んでいた。合鍵も持ち合わせていたため、母親が海外旅行で不在の状況を狙って、二岡さんを襲ったことになる。

 刃先が折れていないことから、包丁より長さや厚みがある殺傷能力の高い凶器が使われ、一部は体を貫通するほどだった。同容疑者は「やっていません」と容疑を否認。捜査本部は同容疑者が二岡さんに相当な恨みがあったとして、動機を調べている。