オウム高橋容疑者逃亡に協力者?

2012年06月12日 18時00分

 17年間もの潜伏生活を続け、現在も逃亡中のオウム真理教元信者・高橋克也容疑者(54)に〝協力者〟の存在があった!?逃亡劇で驚かされたのが、出身地である神奈川・川崎のマンションに10年以上も潜伏していたことだ。「灯台下暗し」とはまさにこのことだが、警察の目をあざむく逃走劇のウラには、ある元オウム幹部の存在と協力者の影が見え隠れしていた。

 

 高橋容疑者が住んでいたマンション付近の住民は「ここに住んでたなんて驚いた」と動揺を隠せない様子。その上で「ここはオウムの幹部が住んでた土地」と付け加えた。実は、このマンションから徒歩数分の所に、殺害された村井秀夫に次ぐ「科学技術省」ナンバー2・渡部和実受刑者の実家があったのだ。

 

 東京工業大学を卒業後、松本サリン事件で使われたサリン噴霧車を作ったなどとして2002年に実刑判決(殺人予備罪と殺人ほう助罪で懲役14年)を受け服役中だ。実家を訪れると、最近建ったと思われる新しい家があった。近所の住民によれば、改築されて今は別の人が住んでいるそうだ。「お母さんがいたけど、数年前にいなくなっちゃった」(同住民)

 

 母親に頼まれて家を買い上げた不動産関係者は「お母さんが家を手放したのは4年前だな。子供が捕まった後も、気丈に暮らしてたんだけど、人の目を気にする生活に疲れたんだろう」と説明する。

 

 その渡部の元実家を訪ねてきた怪しい人物がいたという。「去年のことだけど、若い男女が『渡部さんはお宅のお隣ですよね? お母さんはどこに行かれましたか?』と聞かれたんです。知らないと答えたら、名乗らずに消えた。オウムの人かもしれません」(近隣の住民)

 

 母親は刑務所に入った渡部受刑者に、何回か差し入れを渡すため面会に訪れたが「『もう死んだと思って、忘れて』と言われちゃった」と住民に漏らした。だが、オウムはそんな母親にずっとつきまとってきたという。「信者から呼び出された母親が『これ以上はお金を出せません』と喫茶店で断ったことがあるそうだ」(事情通)

 

 子供を思う親の気持ちを利用したオウムは、家族を金づるにしていた可能性がある。昨年現れた“怪しい2人組〟も家を売却して得た金を狙ってきたオウム信者なのか…。捜査関係者は「オウムの人間が高橋のすぐ近くにいた可能性が高い」とみている。