6年連続5つ星・羽田空港まさかの断水 こんなお粗末で五輪玄関口は大丈夫か?

2019年11月08日 16時00分

第2ターミナルのトイレの手洗い場には大量のペットボトルの水が置かれた

 東京・羽田空港の国内線旅客ターミナルビルで発生した断水で、第2ターミナルは2日連続で給水がストップする深刻な事態に見舞われた。6年連続で空港ランク5つ星の評価を受けていた羽田空港の名声が落ちると心配されている。

 6日朝に職員が「水から塩気を感じる」と異常に気づき、給水が停止。第1ターミナルは午後に復旧したものの、第2ターミナルは翌7日も水道は使えないまま。ほとんどの飲食店は営業停止し、ターミナル直結のホテルも利用できず。トイレは雨水を利用しているため、流すことはできるが、手洗い場の水道は使用できずに非常用の飲料水が置かれた。

 利用したサラリーマンは「トイレが使えなかったらどうしようとあせったが、大丈夫だった。ただ、温水洗浄便座は使用禁止でした」と話す。水質異常となった理由は調査中で、第2ターミナルの給水復旧は、早くて8日を見込んでいる。

 防災アナリストの金子富夫氏は「貯水槽へつながる地下の導水管が腐食し、東京湾の海水が流入した可能性が高い。羽田は世界有数の国際空港になったが、一番気を付けなければいけない飲料水管理がおろそかになっていた」と指摘する。

 今月5日に英航空関連調査会社「スカイトラックス」が発表した世界の空港ランキングで、羽田空港は清潔さや施設の使いやすさが評価され、6年連続で「5スターエアポート」に輝いたばかり。

「本来なら給水ラインを貯水槽一つに頼るのではなく、都内の水道管同様に網の目状の配管網を造っておくべきでした」(金子氏)

 東京五輪では「東京の玄関口」として、世界中からアスリートや観戦者を迎え入れる。訪日外国人からは「日本のトイレはすごい」と期待されているだけに、再び断水トラブルが起きれば目も当てられない。万全な対策が望まれるところだ。