大阪・半グレ「アビス」リーダー逮捕 ミナミ撤退したが解散届は建前

2019年11月07日 16時00分

 大阪の“半グレ集団”が摘発されたが、これでひと安心とはいかない!?

 男性に集団で暴行を加えケガを負わせたとして、大阪府警捜査4課が傷害容疑で6日に逮捕したのは半グレ集団「アビス」のリーダーで建設業の菅野深海容疑者(20)ら計7人。逮捕容疑は6月22日未明、共謀して大阪市鶴見区の集合住宅の敷地内で、メンバーの妹と交際していた10代の男性を待ち伏せして暴行を加え、腰の打撲などのけがを負わせた疑いだ。

 アビスは昨年、大阪・ミナミで経営するガールズバーで客を脅したり、対立するグループの店を襲ったりするなどして府警の摘発を受け、グループに所属する15~32歳の男女50人以上が摘発されていた。

 同11月には府警南署に解散届を提出していたが、事情通は「解散届は建前にすぎない。ミナミ以外で活動を続けてますわ」と疑問視する。

 グループ名の「アビス」はフランス語。

「リーダー菅野の名前の『深海』が、フランス語で『アビス』。鶴見区の中学の仲間をベースに、中学生時代から悪名がとどろいていた。仲間内には某名門高校野球部出身者もいるそうで、警察もマークを続けていたようだ」(同事情通)

 府警もグループの一部が解散後も相変わらず活動を続けているとみていた。暴対法の規制により、暴力団の活動が表立っては目立たなくなってはいるものの“シノギ”を上げるために、半グレ集団を利用した活動が活性化しているのは本紙既報通りだ。

 ミナミの半グレ事情に詳しい関係者は「NHKスペシャルで取り上げられて、幹部が逮捕された『拳月(けんむん)グループ』などからしたら『アビス』なんてどうってことない。暴力団をバックにした半グレの勢力は全く衰えていませんよ」と話している。