小学生切り付け現場に「不審者続出」情報

2013年06月30日 16時00分

 28日午後1時40分ごろ、東京・練馬区立大泉第一小学校の正門付近の路上で、集団下校中の小学1年生3人が男に刃物で首や鼻、腕を次々と切り付けられる事件が起きた。車で逃走していた47歳の男は埼玉県内で発見、銃刀法違反容疑で逮捕され「ナイフは2本持っていたが、悪いことには使っていません」と供述。男には精神疾患での通院歴があった。

 3人のクラスメートで第一発見者の児童が凄惨な現場を振り返る。「青い車が信号の先に止まって男が出てきた。信号が変わって、A君だけが先に渡りきって不審者に近づいていっちゃった。道路のこっちからでも黒い服に黒い手袋の男がナイフを持っているのが見えた。A君が首と鼻を切られた後、みんな後ずさりしたけど男の方から近づいてB君の首、C君の腕を切りつけた。誰も倒れなかったけど血が出ていてA君は怒っていた。B君は『痛いよ、痛いよ』と泣いて、見ていた子もみんな泣き出した」

 被害者の3人は帰り支度を終えると、クラスで一番先に勢いよく教室を飛び出したという。男は何も言葉を発さず、表情一つ変えず、ナイフを振りかざした。近くにいた誘導員の広戸勇さん(71)が男に立ち向かい、子供たちの命を守った。

 大泉学園は松本零士氏などの漫画家や作家など文化人が数多く暮らす閑静な住宅街だが、不審者続出スポットでもあるという。近所の児童は「『名前は? どこに住んでいるの?』と女の子に声をかけて付きまとう(30代の男で)くまのプーさんの腰ポシェットをしている有名な不審者がいる」と話す。

 また、今年4月には今回の現場近くで下半身を露出している30代の男、今月1日に同校で運動会が行われた際に「うるさい!」と怒鳴り込んで暴れた男、同校の小学生に「お金をあげるからゲームやろう」などと誘う男など不審な男が続出していた。