山梨の小1女児失踪 このタイミングで写真公開のナゼ

2019年10月01日 16時10分

 山梨県道志村のキャンプ場で9月21日から行方不明となっている千葉県成田市の小学1年小倉美咲さん(7)の捜索は1日も続けられ、山梨県警などが約40人態勢で臨んだ。

 母親や姉、友人ら約30人と2泊3日の予定で同所を訪れた美咲さん。21日午後3時40分ごろ、近くの小川へ遊びに行った友人を1人で追いかけ、テントを出た後に行方不明になった。身長125センチ、黒色の長袖Tシャツにジーンズ、緑色のスニーカーを着用していた。

 県警などはキャンプ場周辺を広範囲に捜索し、民家への聞き込みを行ってきたが、有力な情報は得られていない。連日の捜索でも手がかりはつかめず、事件に巻き込まれた可能性も否定できないとして、家族からの依頼を受けた県警が30日、本人の顔写真の公開に至った。

 28日には県の災害派遣要請を受け捜索に加わっていた陸上自衛隊、29日には村消防団が捜索活動を終了した。一時は200人を超えた規模も、30日には警察や消防など35人前後の態勢とかなり縮小されている。

 捜索現場で会見した母親のとも子さん(36)は「一緒について行ってあげればと悔やんでも悔やみきれない。どんなささいな情報でもいただきたい」と、涙ながらに情報提供を呼びかけた。

 情報が全く得られないまま捜査開始から10日が経過し、県警は小倉さんの顔写真を公開。一体なぜこのタイミングになったのか?

 元警視庁刑事の北芝健氏は「人の目に触れた方がいいので、捜索開始と同時に顔写真を公開すべきで、初期段階での判断が遅かった。このタイミングでの公開は、もう打つ手がない状況ということ。当局などから人員を出し、おのおのでお手柄を争っていたけど、手詰まりになったので、顔写真というファクターを民衆に預けたのだろう」と指摘している。