中国の非道な人権弾圧告白!ウイグル人が“臓器狩り”の犠牲に

2019年10月02日 07時15分

参院議員会館で開かれた在日ウイグル人による証言集会

 中国は1日、建国70年の国慶節(建国記念日)を迎えたが、香港で民主化を求める大規模デモは過熱の一途で、お祝いムードどころでない。日本でも「香港を第2のウイグルにするな!!」と、中国の非道極まりない人権弾圧の実態を告発する集会が開かれた。

 逃亡犯条例の改正案に端を発した香港での反政府デモは、警察が催涙弾を一般旅行客にも容赦なく発射する異常事態に陥っている。デモ隊は中国をナチスのヒトラーに引っ掛けた「チャイナチ(CHINAZI)」と呼び、緊迫した状況からいつ“第2の天安門事件”となってもおかしくない状況だ。

 この香港での民衆蜂起に勇気づけられているのが、新疆ウイグル自治区で弾圧を受けているウイグル人とその関係者だ。

 30日、参院議員会館でNPO法人日本ウイグル協会が主催した「世紀の汚点、中国による21世紀最悪の強制収容の実態を語る証言集会」と題したシンポジウムでは「中国政府によるナチスを超える規模の人権弾圧と、次元が異なる国家犯罪が行われている」との糾弾の声が相次いだ。

 ウイグル自治区の人口は約2500万人で、約4割をウイグル人が占めている。長らく中国政府との対立が続いていたが2016年以降、政府はテロ対策を掲げた「職業訓練センター」を各地に建設。訓練センターは名ばかりで実態はウイグル人の強制収容所だそう。

 海外への渡航歴や国際電話をしただけで「国家転覆罪」に問われ、その家族も連帯責任で拘束され、次々と送り込まれているという。

 AFP通信の調べでは少なくとも181か所の施設があり、13万人を収容できる巨大施設もあるという。また、米国防総省は300万人近くのウイグル人が収容所送りにされたとの調査結果も発表している。

 シンポジウムに出席した複数の在日ウイグル人によれば、家族と突然連絡が取れなくなり、後に収容所送りになったと判明。収容所近くには火葬場も建設されており、ほとんどが消息不明になっているという。

 中国政府がウイグル人を弾圧しているのは、文化や宗教、民族性を消し去る目的とされる。また中国ではびこる「臓器移植ビジネス」の臓器源とされている話もある。

 SMGネットワーク(中国における臓器移植を考える会)の野村旗守事務局長は「中国では2000年から臓器移植が拡大し、1兆円規模になっている。以前は法輪功の学習者が臓器狩りの犠牲となったが、今はほとんどがウイグルの方から臓器が来ている」と指摘。

 強制収容所から25~40歳の男性が、中国軍施設や病院に大量に移送されているデータがある。

 中国では違法な移植ツーリズムが横行し国際的な非難を浴びているが、驚くべきはウイグル人の臓器を高値で“指名買い”する移植希望患者がいることだ。イスラム教徒であるウイグル人は豚肉を食べたり、酒を飲んだりしない。

「イスラム教徒の臓器移植希望者は『豚肉を食べていないハラルの臓器が欲しい』と言ってくる。社会的影響力が高いお金持ちで、普通の臓器よりも値段が2~3倍高く売れる」(日本ウイグル協会幹部)

「私たちはチキンではない」とウイグル人は訴える。ウイグル人の大量拘束は米国が問題視しており、先日の国連総会でも取り上げられた。中国側はあくまで「テロ対策」と主張しているが、そのかけ離れた実態は今後、中国による“21世紀のホロコースト”として、日の目を見るのは時間の問題かもしれない。