あおり運転エアガン男に逮捕状 事件後ナンバー付け替え逃走していた

2019年09月13日 16時00分

 愛知県の東名高速道路で、走行中の乗用車が後続のワゴン車からあおり行為を繰り返された上、運転していた男からエアガンのようなものを発射された事件で、愛知県警は12日、器物損壊容疑で40代の男の逮捕状を取った。

 男は8日午前7時ごろ、同県日進市から同県みよし市にかけての東名高速上り線で、乗用車に向けて弾を発射し、車体を傷つけた疑いがもたれている。

 後方からだけではなく、被害に遭った乗用車と並走しながら側面にも発射していたことも判明。乗用車に乗っていた男性(23)によると、男はあおり運転をした後、ワゴン車の運転席側の窓からエアガンのようなものを発射。その後、左車線に移り、乗用車の助手席側にも発射した。

 再び、追い越し車線に戻ってあおってきたため、乗用車が左車線に移ると、ワゴン車は追い越し車線で並走。男は腕を伸ばして助手席の窓越しに、乗用車の運転席側に向けて発射し、走り去ったという。

 岐阜県瑞浪市の中央自動車道で燃料切れのため停車したエアガン男は、岐阜県警の警察官に事情を聴かれそうになると「トイレに行きたい」と言い残し、道路脇の茂みへ向かい、ワゴン車と同乗の女性を車に残して斜面を下り姿を消したという。

 使用されたのは盗難車で、東名高速であおり行為とエアガン発射をした時とは別の横浜ナンバーだった。事件後にナンバーを付け替えたとみられ、事情を聴こうとした警察官は、あおり運転をした車とは認識していなかったという。

 法曹関係者は「この手の犯罪者は、自分は特別だと思っている者が多く、捕まるとも思っていない。同乗者がいると集団心理が働いて、やることがますます大胆になる。事件がバレて初めて焦るという短絡的な人が多い」と話している。

 同乗者の女性を通じて身元は判明しており、逮捕は時間の問題だ。