試乗車で続発・あおり運転&暴行 トラブルに巻き込まれない方法は

2019年08月14日 16時00分

 危険なあおり運転の末に、とんでもない暴行が――。今月10日、茨城県の常磐自動車道で、あおり運転の末にターゲットにしていた車の運転手を5発殴打する悪質な事件が起きた。被害者Aさんのドライブレコーダーには犯行の瞬間がバッチリ撮影されており、突然の割り込みや、Aさんの車の直前でハザードランプを点滅させたり蛇行運転する様子が映っていた。男はAさんの車を停車させると「降りてこい、殺すぞ!」と激高しながら、窓越しにAさんの顔面にパンチ5発を見舞った。Aさんは口の中を切り流血。ただちに被害届を提出し、茨城県警が捜査を開始している。この一部始終が公開されると、ネット上では犯人を特定する動きが加速した。ナンバープレートなどの情報から、男の車は神奈川県内のカーディーラーから借りた試乗車であることが分かった。

 さらに同じ車が先月23日に愛知県内と静岡県内、同30日にも同県内で同様の危険運転をしていたことが判明。試乗車ならばアシがつかないとでも思ったのか…。県警は“試乗車を利用したあおり運転”の常習者である疑いも念頭に捜査している。

 2017年6月には、神奈川県大井町の東名高速道路で静岡市の一家が乗ったワゴン車があおり運転で無理やり停止させられ、夫妻が死亡する痛ましい事故が起きた。お盆休みのUターンラッシュでトラブルに巻き込まれないためには、どうすればいいのか?

 専門家は「まずは明らかにおかしな動きをしている車には近づかないこと。挑発されてもカッとならず、冷静に受け流しましょう。万が一、トラブルになった場合は、車外には決して出てはいけません。ドアはきちんとロックし、窓を開けるのもダメ。今回のように危害を加えられる可能性があります」と話す。

 証拠を残そうと相手にスマホを向ける人もいるが、火に油を注ぐことにもなりかねない。

「ドライブレコーダーに任せておけばいい。粛々と警察に通報するのが一番効果的」(同)。自分の身は自分で守るしかない。