平田容疑者〝17年間の逃亡ヒモ生活〟

2012年01月15日 14時00分

 目黒公証役場事務長仮谷清志さん(68=当時)の逮捕監禁致死事件で逮捕された元オウム真理教幹部の平田信容疑者(46)と、同容疑者をかくまった犯人蔵匿容疑で逮捕された元信者の斎藤明美容疑者(49)の17年間に及ぶ逃亡生活が、徐々に明らかになっていく中、平田容疑者のヒモぶりが露見してきた。

 2人が最後に暮らしていた東大阪市内の6畳1間のマンションからは、布団が1組しかないことや、平田容疑者の衣類がなかったことで証拠隠滅が疑われた。

 しかし、11日に平田容疑者の弁護人を辞任し、斎藤容疑者の弁護人に専任となった滝本太郎弁護士(54)は「平田容疑者の衣類は、スーツケース1つに入れ、警察に任意提出している。布団が1組なのは、いざという時に逃げられるように、2人で毛布3枚とともに使っていたようだ」と説明。斎藤容疑者の携帯電話は機種変更した旧機種を含め、計2台を任意提出したという。

「平田への思いが尊敬から愛情へと変わっていった」と、斎藤容疑者は整骨院で働いて献身一辺倒で、平田容疑者は家の中から出ることはなかったという。「靴がないというのも、平田容疑者は外へ出る必要がなかったから1足しか持っていなかった」(滝本氏)

 食事も安価な弁当で済ますなど、節約生活を送っていたようで、平田容疑者が着ていた服の一部は低価格衣料のユニクロ製。家には14型のブラウン管テレビ、鍋とフライパンは1つずつしかなかったという。

 家に閉じこもっていた平田容疑者は一体、何をしていたのか。「昔風の修行者然たるところがあって、何もしゃべらないで長時間、考え事をするのが平気だったみたい。まあ家の掃除や食事を作ったりはしていたようだ」(滝本氏)と〝専業主夫〟になっていたという。斎藤容疑者がレンタルビデオ店でビデオを借り、家の中にはインターネットができるパソコンもあり、暇潰しには事欠かなかったともいえる。

 内縁の妻に完全依存の生活を送っていた平田容疑者だが、17年目でついに疲れ果て、出頭を決意するに至ったようだ。