ネコババ自白SNS投稿で懲戒処分・海上自衛隊員のトンデモ非常識度

2019年07月12日 16時00分

 拾った財布から現金を抜き取った男性1等海士A(20代)に対し、海上自衛隊舞鶴地方総監部は、9日付で停職40日の懲戒処分にした。

 Aは砲雷科で護衛艦「せんだい」装備の武器等保守整備が任務。非番の1月3日午前4時40分ごろ、道頓堀に近い大阪・東心斎橋の路上で遺失物の財布を拾い、現金のうち2121円を自分の物にした。Aは同じ自衛隊員のB、民間人2人(Aの高校の同級生)の計4人で遊んでいた。

 同部広報によれば、Aらが財布を拾った後、Bはグループから離れた。3人で現金7121円を山分けして、財布を付近の川に捨てた。Bは財布の存在を知らず、懲戒対象になっていない。

 Aは1月上旬、財布を拾ってお金を抜き取り、川に捨てた行為をなんとSNSに投稿。数日中に匿名の通報が海自に届き、確認したところAが認めた。上司と川を捜して財布を見つけ、警察に届けた。持ち主に弁済して和解も成立している。

 利用したSNSや、具体的な投稿内容、和解内容などは公表していない。盗んだ金額が端数まで細かいことから「SNSに金額を書き込んだ」「全額が写った写真を投稿した」などの可能性も考えられるが、この点も「わからない」とした。身分がわかる形で発信を続けていたようだ。

 自衛隊内のSNS利用は「職務中の利用や職務内容の書き込みはダメと教育していた」(広報)。最近問題になっているSNSのおバカ投稿の一種ともいえそうだが、犯罪行為だけに「今回の概要を説明し、指導を継続する」(同)という。

 ネコババ(遺失物等横領罪)の法定刑は1年以下の懲役または10万円以下の罰金。自衛隊は災害派遣など、被災地でも被災者の財産を守るべき立場だけに、許されない。