個室マッサージ店摘発も…いたちごっこになってしまう事情

2019年07月09日 16時10分

 マッサージ店で女性従業員に性的サービスをさせたとして、警視庁保安課や福生署などの共同捜査本部は、8日までに売春防止法違反(場所提供)の疑いで、福生市の経営者、具志智容疑者(45)、同じく経営者で中国籍の女の陳寶琴(ちんぼうきん)容疑者(54)、従業員の内藤翔容疑者(32)を逮捕した。

 逮捕容疑は、6月12日に経営するマッサージ店「癒楽」で不特定の客に対して、タイ人の女性従業員らに個室でエッチなサービスをさせたもの。癒楽の前は、今年2月ごろまで「癒苑」という名で営業していたが、中身は同じだった。具志容疑者は約3年前から店名を変えて営業を続け、約1億4000万円を売り上げていたという。

 風俗業界関係者は「この福生の地域では、マッサージ店を装ってヌキあり本番ありの違法風俗店が集中している。近くにある横田基地の軍人たちの遊び場としても有名」と話す。

 日本人女性の“セラピスト”もいるにはいるが、タイやマレーシアや中国といったアジア系の女性が多いという。

「こないだのG20のときは、大阪の飛田新地の営業が停止になった。とかくお上は、外国人に日本の店舗型風俗を隠そうとする。東京五輪で外国人訪日客が増加したら、遊びたい外国人は在日外国人に情報を聞く。そしたら、普段遊んでいる場所を教えるでしょ。そういう意味でも軍人の遊び場を潰しておくのは、警察も効果があると思ったんだろう」(同)

 しかし、それもいたちごっこ。

「今回の店の摘発のすぐ前には、他の店もやられている。それでも数か月したらまた名前と、ときには経営者を変えて営業再開する。グレー風俗好きの客は、1つの店に飽きても、名前を変えたらまた来てしまう(笑い)」と同関係者は話している。