同棲相手に刺された重傷ホスト 1か月あまりで“超速”復帰

2019年07月09日 16時20分

歌舞伎町のネオン街

 超人的回復力だ!! 5月23日、東京・新宿のマンションで、同棲相手の女にホストが包丁で刺された事件で、「全治3か月の大けが」と発表された男性が、今月から職場のホストクラブに復帰したことが歌舞伎町で話題になっている。わずか1か月と1週間で職場復帰とは、どうなっているのか? そのホストと話した女性客が刃傷沙汰の修羅場を明かした。

 事件は5月23日午後4時ごろ起きた。男性は同20日から職業不詳の高岡由佳被告(21)と同棲していた東京・新宿区にあるマンションの一室で、包丁で複数回刺された。殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された高岡被告は6月13日、東京地検に殺人未遂の罪で起訴された。高岡被告は「相手を殺して私も死のうと思い、おなかを包丁で刺した。好きで好きで仕方なかった」などと供述している。

 男性はホストで、昨年10月に被告と知り合った。被告は5月半ばまで歌舞伎町のガールズバーの店長だった。

 捜査関係者は「事件当日に被告は、男性の帰りを待っていたが帰りが遅く、悲しくて死にたくなり『一緒にいるためには殺すしかないと思ったので殺そう』という考えに至ったらしい。死んでくれたら、『好き、一緒にいよう』という言葉が現実になると思ったとも話した」と明かした。

 逮捕後に現場から連行された容疑者の両足は、男性を刺した時についたとみられる返り血で真っ赤に染まっていた。

 大量出血するほどの傷を負った男性だが、治療を続け、今月1日から職場に復帰したという。

 男性が働くホストクラブに通う女性は「彼は塩顔で、今はピンク色のショートヘア。刺された時は行為中ではなく、パンツ一丁で就寝中。突然刺され、ダメージが大きく当時の状況はあまり覚えていないそう。意識が戻ったのは刺されてから5日後。ずっと寝たきりで足の筋肉が落ち、リハビリをしていたということです」と語った。

 この事件をきっかけに男性を知る者も多く、初回客が増えたようだという。

「トラウマからか、初対面の女性に会った時の表情はこわばり、話し方は少しぎこちない。打ち解けてくると、陽気に服をめくって痛々しいおなかの大きな傷痕を見せてきた。傷は縦と横にバッサリと切られ70針縫ったらしい。寝込みを襲われたトラウマで、病院にいる時は寝るのが怖かったと。『女に面会に行くの?』と聞くと『怖いし行かない。僕の半径何キロ以内には入れないことになっていて、歌舞伎町にもいられないことになる』と言った」(同)

 またこの女性客によれば、男性は「刺されたのが僕でよかった。彼女への感情は…ない」とも話していたそう。

「男性はカウンセリングにも通い、自分の思いを伝えることで少しは乗り越えられたらしいけど、一緒に働くホスト仲間に思いを打ち明けることが一番よかったみたい」(同)

 また刺された際、刃物は肝臓にまで届いてたという。同女性は「肝臓まで刺されていてお酒はしばらく飲めないが、周りのホストが『飲んであげるよ』と男性を励ましてくれたと。この男性はホストを始める前は歌舞伎町のホームレスで、行き場のないところを店が救ってくれたらしい。家族もバラバラで、店の上司が彼にとって兄弟のようなものらしい」と話した。

 男性は女性客に事件のことをかなり話したが、女の話になると口をつぐんだという。