アパート受水槽動画事件で書類送検「出来心」で泳いだ2人を待つ損害賠償

2019年07月06日 16時00分

 福岡県志免町の建設中のアパートの飲料水をためる受水槽でパンツ1枚になって泳ぎ、その動画を撮影しネットにアップしたとして、水道関連工事業者の男2人が5日、書類送検された。

 福岡県警粕屋署が偽計業務妨害容疑で書類送検したのは、同県糸島市の3次下請け業者の男(30)と福岡市早良区の4次下請け業者の男(28)。逮捕こそされなかったが、県警は検察に起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

 同署によると、2人は昨年9月22日午後3時45分ごろ、作業中の受水槽で半裸で泳ぎ、その様子を撮影し、約15秒の動画をSNSにアップし、元請け業者の大和ハウス福岡支社長(61)の業務を妨害した疑い。

 撮影した現場には指導すべき2次下請け業者の20代の男性会社員もいたが、30歳の作業員は調べに「どうせ清掃するのだから、泳いで他の2人を笑わせようと思った」、28歳の作業員は「アップすれば面白いと思った。出来心でやった」などと供述しているという。

 問題の動画は今年6月にSNSにアップされているのが発覚。元請けの大和ハウス工業は投稿を把握し、同月13日に被害届を提出。受水槽で泳いだのは下請け業者だったことを発表していた。

 こうした業者やバイトの悪ふざけはこの数年、飲食店のバイトなどがSNSに動画や写真をアップする“バカッター”などと呼ばれ話題になるが、その代償は大きい。

 捜査関係者は「職業倫理の崩壊はもちろんだが、安易に動画をアップする連中には犯罪意識がなく、その後、損害賠償の責任を負うことになる想像力がなさすぎ。当然、今回の業者2人も個人と会社にそれなりの金額が請求されるでしょう」と話している。