63歳独身男が21歳同僚女性を!“結婚目的略取”恐怖の身勝手

2019年07月05日 16時00分

 21歳の同僚女性と結婚したかった63歳――。職場の同僚女性に無理やり結婚を迫って車に乗せたとして、茨城県警下妻署は4日までに、下妻市の会社員、杉山均容疑者(63)を結婚目的略取容疑で逮捕した。

 1日の日中、知人女性(21)宅を訪れて無理やり結婚を迫り、自分の運転する車に乗せ、一日中連れ回した疑いがもたれている。女性が家族に連絡し事件が発覚。同署は2日夕方、つくば市内の駐車場で2人を発見した。「結婚目的でやった」と容疑を認めているという。

 2人は介護老人保健施設の同僚でともに独身。42歳も年の離れた女性を何とか自由にしたかったのだろう。同署では「珍しい事件。県警本部の捜査一課も『茨城では少なくとも10年なかった』と話している」という。結婚目的略取罪は暴行や監禁がなくても成立する。暴力行為やわいせつ行為があれば他の罪にも問われるため、今後は必要な捜査が続く。

 世界に目を向けると、誘拐婚はまだ残っている。風習として有名なのは中央アジアのキルギスだ。妻にしたい女性を友人らと拉致して自宅に連れ帰る。処女性が重要視されるキルギスでは、一度誘拐されると「処女性が失われた」として、その後の結婚が困難になる。1990年代に法律で禁止されたが、それ以降も続いているとの報告があり、誘拐されて自殺した女性もいる。

 日本国内でも結婚目的略取事件はあった。99年、愛媛県で男が元カノを誘拐。朝方に松山市の勤務先で待ち伏せ、近くの建物内に連れ込んで監視したほか、男の家のある場所まで電車で連れ回し、1日にわたり結婚を迫った。2007年には、石川県で男が知人の男3人と一緒に、元カノを車に乗せて数日間連れ回した。男だけでなく、協力者も逮捕された。

 事件を起こす男は元交際相手にかなりの未練があるようだが、杉山容疑者の場合は交際前に結婚を迫る身勝手な犯行だったようだ。