妻の両足切断して遺棄した夫 「他人の目」で見られていたワケ

2019年07月02日 16時15分

 神奈川県平塚市の海岸で両足が切断された平楓吹(たいら・ふぶき)さん(26)の遺体が先月27日に発見された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された夫の聖也容疑者(26)の“ダメ夫”ぶりが明らかになった。

 楓吹さんは絞殺されたとみられ、遺体の太ももから下の両足が切断された状態で発見された。聖也容疑者は切断を認め、スーツケースに入れ、遺棄していた。自宅からは右足も見つかった。聖也容疑者は「妻の他人を見るような目に耐え切れなかった」と供述し、夫婦間の深刻な関係が浮かび上がっていたが、それは聖也容疑者が原因だった。

 調べによれば、聖也容疑者は数百万円もの借金を抱え、返済のために楓吹さんのクレジットカードで現金を引き出し、結婚式や新婚旅行のために積み立てていた貯金にも手をつけていたという。最近は定職に就いていたというが、数か月前までは無職で、楓吹さんには仕事をしているとウソをついていたという。

 2人が今年に入ってから居住していた神奈川・川崎市内の新築アパートも家賃13万円で周辺相場よりも高い物件だったが、見えを張っていたのだろうか。

 結局、6月になって、カードのキャッシングや貯金をくすねたことが楓吹さんにバレ、「結婚(式)する気あるの?」とあきれられたという。一方で楓吹さんには「また2人でやり直そう」と声をかけたというが、聖也容疑者の供述だけに信ぴょう性は疑わしい。

 その後、楓吹さんが「他人を見るような目」となったのも当然の成り行きだったといえる。結局、楓吹さんに手をかけたとみられ、その後の証拠隠滅のために死体遺棄に及んだもののすぐに発見となるお粗末さだった。