逃走犯の隠れ家から覚醒剤注射器 恐怖の隣人の報復恐れる地元住民

2019年06月25日 16時00分

 23日に公務執行妨害の疑いで逮捕された小林誠容疑者(43)の潜伏先から、覚醒剤に使われる注射器などが見つかり、同容疑者から覚醒剤の陽性反応が出たことがわかった。

 窃盗、傷害、覚醒剤取締法違反などの罪で懲役3年8月が確定していながら、収監前の19日に、神奈川県愛川町の自宅から刃物を持って逃走。23日に同県横須賀市の知人宅で発見されていた。

 隠れたのは、犯人蔵匿の疑いで逮捕された幸地大輔容疑者(38)の住むアパート。その家宅捜索では、注射器などの器具が見つかった。愛川町の小林容疑者宅でも注射器が見つかっており、覚醒剤使用の発覚を恐れて逃走したとみられる。

 幸地容疑者は「22日夜に(小林容疑者が)家に押しかけてきた」と供述。名前は知っていたが「初対面だった」としている。幸地容疑者宅には、コワモテの人物らの出入りが目撃されていた。近隣住民らは2人の逮捕後も恐怖におびえている。

 ある男性は「絶対に顔は写真に撮らないでくれ。幸地容疑者はまたあの家に戻ってくるんだろ? 何か因縁つけられたら嫌だね」と報復を懸念。

 小林容疑者の逮捕後、アパート周辺で起きた警察と知人らの口論の様子を写メに収めた20代男性は「写メはできれば使ってほしくない。角度から家がバレてしまうのは怖いですよ」とおののく。

 60代男性は「言いたくても言えないことはまだまだありますよ。でも、家族から話すのを止められている。“ペラペラしゃべりやがって”と家族に危害を加えられたらたまったものじゃない」と顔をしかめた。

 ワルとして有名な小林容疑者は逃走した理由を「検察や警察官の態度が気に入らなかった」と供述。その知人だけに、幸地容疑者も同じく危険人物と見られているのだ。犯人蔵匿罪は3年以下の懲役または30万円以下の罰金。住民は“恐怖の隣人”におびえるばかりだ。