毒入りドッグフードの目的は野良猫狩りか

2019年06月05日 08時00分

 大阪市生野区の「北鶴ふれあい公園」で5月、散歩中の秋田犬が置かれていたドッグフードのようなものを食べた後に死んでいたことが3日、分かった。

 大阪府警生活環境課によると、5月13日午後7時半ごろ、同公園で飼い主と散歩中だった4歳のオスの秋田犬が、草むらに置かれていた容器内のドッグフードのようなものを食べた。その後、嘔吐やけいれんを繰り返し、21日に腎不全で死んだという。

 ドッグフードのようなものは液体に浸されており、府警の鑑定の結果、不凍液などに使われる有害な化学物質「エチレングリコール」が含まれていたことが判明。エチレングリコールは少量でも毒性が強く、摂取すると腎機能障害を引き起こす。人を死に至らしめる可能性もあるが、誰でも容易に入手可能だ。

 地元住民は「犬のマナーを巡るトラブルは聞いたことがない」と話す一方で、不審なエサの存在にも気付いていたようだ。ある男性は「それっぽいエサが置いてあるのを見た。まさか毒とも思わないし、猫好きの人もいてるからエサでも置いてるんかなと思った」と語る。

 同公園では先月25日にも同様のエサのようなものが見つかっているが、いまだ犯人は見つかっていない。犬を散歩させていた女性は「公園の隣の空き地も含めて野良猫がいっぱいいたんですけど、最近いなくなった。獣医さんに聞いたら、猫の死骸がいっぱい見つかってるらしくて、多分、猫嫌いな人の仕業なんじゃないかって話題になってます。いずれにせよ、こんなことをするのは許せない!!」と怒りをにじませた。府警は動物愛護法違反容疑で捜査しており、防犯カメラのチェックも行っているが、近隣住民は「公園には防犯カメラがない。殺すのが目的ならクセになってるかもしれないし、またやるんじゃないか」と警戒している。