北九州の認可外保育施設で続発 外国人講師が園児に暴力・暴言

2019年05月17日 16時00分

 北九州市若松区の認可外保育施設で、英語を教えていた外国人の男性講師が、園児の座っている椅子を蹴ったり、英語で「嫌いだ」などの暴言を吐いていたりしていたことがわかった。

 昨年春から働き始めた男性講師は、その半年後ごろから乱暴な態度が目立つようになったという。今年1月、保護者から市への情報提供があり、市が特別立ち入り調査を行ったところ、施設長に対し、男性講師は事実関係を認め、既に自主退職したという。市は1月、施設を口頭で指導した。

 市によると、施設が調べたところ、男性講師が園児が座っている椅子を蹴ったり、園児に英語で「アイ・ドント・ライク・ユー」と暴言を繰り返していたことが発覚。施設は市に「再発防止に努めたい」と伝えたが、男性講師の国籍、年齢、原因については明かしていないという。

 北九州市では今年4月、小倉北区の同じ認可外保育施設でも、40代のカナダ人男性スタッフが男児に暴行していたことが発覚している。

 市子ども家庭局保育課担当者は「小倉北区の件では、市民から男性スタッフが園児を叩く動画とともに情報提供があり、特別立ち入り調査を行ったが、施設側は思い当たるところはないとの回答だった。男性スタッフは虐待防止策などの方針が決まるまで出勤停止となっている。若松区の件も含め、しつけだとしても手を上げることは許されないと指導した」としている。

 昨今の英語教育は、小学校入学前の保育施設でも積極的に行われるようになり、外国人講師も増えた。関係者は「外国人の先生は国や個人差で幼児への教育、しつけに関する考え方の違いがあるが、どんなときも威圧、暴言、暴力は許されないという日本のやり方を教えていくしかない」と話す。

 北九州市の北橋健治市長は16日の会見で「暴力行為は許せない。非常に深刻に受け止めている」と話した。