長靴窃盗男の自宅から270足発見「働く大人のにおいが好き」と供述

2019年05月15日 16時00分

 東京都足立区の小学校で成人用の長靴を盗んだとして警視庁竹の塚署は14日までに、同区在住で無職の男(53)を窃盗と建造物侵入の疑いで再逮捕した。

 再逮捕容疑は昨年10月24日に小学校内に干してあった長靴2足(時価約2000円)を盗んだ疑い。自宅からは270足もの長靴が発見され、男は「働く大人が履いた長靴のにおいがかぎたくて盗んだ」と認めている。

 男は3月にも同区内の鶏肉加工会社で長靴を盗み、逮捕・起訴されていた。このときは自転車で加工会社付近まで来て、午前4時ごろに侵入し、盗んでいた。だがその後、鶏肉加工会社と示談が成立していた。

 同社の社長は「昨年末から3月までに14足の白い長靴が盗まれました。後日、弁護士を介して1足2500円の弁償で示談となりました」と明かし「初めは女性用をいくつも盗まれ、女性従業員が長靴を別の場所に置き始めると男性用が盗まれるようになりました。1日に4足盗まれたこともあります」と続けた。

 フェチ事情に詳しい関係者は「靴のにおいが好きなフェチは多く、人妻の家に忍び込んでブーツのにおいをかいで自慰をする人もいる」と指摘。男は「働く男のにおいが好き」とも供述していたが、ゲイかいわいで長靴は人気で「長靴は働く男の象徴」(事情通)という話もある。

 犯人は男女問わず盗んでいた。前出の社長は「長靴は基本的に外は洗うけど中は洗わない。履き潰すまで使い、3~4か月で交換していました」と言う。男が長靴の裏を執拗にチェックしていた様子が防犯カメラにとらえられており、靴底から使い込み具合を確かめ、よりにおいが強いものを選んでいたようだ。

 男は前回の逮捕で勤め先はクビになったという。好きなものを手に入れたが、なくしたものも大きかった。