怪獣エレキングあの両角が破壊 被害届提出の自治体「犯人は誰だ」

2019年05月09日 16時00分

なんとも痛々しいエレキング(須賀川市提供)

 福島県須賀川市で今月2日、市中心部の松明(たいまつ)通りに設置していたウルトラマンシリーズの怪獣「エレキング」の両角が壊され、市は先日、警察に被害届を出した。

 市によれば2日午前9時ごろ、エレキングの両角が折れているのを地元住民が発見した。同市はウルトラマンシリーズの生みの親である故円谷英二監督の出身地で、2015年から「ウルトラマン」「ウルトラマンタロウ」「ウルトラセブン」「ウルトラマンエース」「ウルトラの母」「ウルトラマンジャック」「ゾフィー」「ベムスター」「ゼットン」「ゴモラ」「エレキング」の計11体を通りに設置してきた。

 エレキングが被害に遭ったのは2回目。4年前は尻尾の真ん中部分に亀裂が入り、修復していた。昨年は、ベンチに鎮座するカネゴンのヒゲ部分に亀裂が入っていた。これは故意かアクシデントか不明で、被害届は出されていなかった。

 高さ2・2メートルあるエレキングの両角が折られた状況から、何者かがぶら下がったのではないかとみられる。エレキングやカネゴンなど悪役が立て続けに被害に遭ったところをみると、分別のつかない子供がウルトラマンのヒーローになりきって、怪獣に立ち向かった可能性もあるが…。

 市の担当者は「繊維強化プラスチック製で細くもない。かなりの力を加えないと折れるようなことはなく、子供の体重なら、ぶら下がれる強度はあります」と、子供のイタズラ説には懐疑的だ。

 須賀川市では今後、防犯カメラの設置を検討しているが、像を囲いやケースで覆うなどの措置は取らない。「触れられる、近くで写真を撮ってもらえることで、たくさんの方に来てもらっている状況」(担当者)。集客の目玉となるキャラ像だが、その管理は容易ではない。