地球の電気を泥棒か 電線に止まったUFO

2019年04月26日 18時33分

平成19年(2007)年8月30日付紙面

 エネルギーを勝手に補給しに来たのか? 電線に止まったUFOが米国を騒然とさせている。「ドローン」と呼ばれる謎の飛行物体で、全米各地で目撃情報が相次ぐ。映画「スター・ウォーズ」シリーズに出てくるような戦艦タイプの同UFO、多くの場合、高圧電線に接触し、電気を吸収しているように見えるという。その正体と目的は何なのか。情報を追跡した――。

 ドローンの存在が初めて公になったのは、5月5日のことだった。カリフォルニア州レークタホーでロッジに宿泊していた主婦が、突如接近する怪物体に気づき、持っていたカメラ付き携帯電話で撮影し、民間のUFO研究機関に送付した。

 目撃報告とともに発表されたその写真は、あまりに異様な形態と鮮明すぎる画像のため、当初は「デジタル合成されたCG創作物ではないか?」と疑われていた。

 しかし、その後もカリフォルニア州で何度も同じような形の物体が目撃され、次第にネバダ、アラバマ、オクラホマ、アリゾナと各州に広がっていった。そのため、現在ではCGの可能性は低いとされている。

 この謎の物体に共通するのは①かなり低空を飛行し、②急加速・急停止・鋭角度ターンを自在にやってのける。③機械的な振動音や、パチパチ火花が散るような怪音がかすかにする。④目撃者の多くが、見た直後に頭痛や異常な疲労感を訴えている。⑤多くの場合、高圧線近くに出現している――などだ。

 なぜ、高圧線の近くに出没するのか。

 日本のUFO研究の第一人者である南山宏氏は「これまでにも、UFOが高圧線や発電所、原発などの付近に出没したという報告例はたくさんあり、電気エネルギーを直接吸い取って動力源にしている可能性がある」と指摘した。

 また、南山氏はこの物体がドローンと呼ばれている理由についても次のように説明する。

「ドローンとは通常、雄バチのことだが、米軍用語としては『無人遠隔操縦飛行装置』を意味する。研究家の間では、この物体は通常のUFOとは違い、米政府がひそかに入手した“エイリアン起源テクノロジー”の応用で作られたものとの見方が有力」

 事実、南山氏の説を裏付けるように、この6月にインターネット上に「アイザック」と名乗る内部告発者が登場。「自分は二十数年前まで、エイリアン起源テクノロジーの応用による秘密兵器の開発プロジェクトに携わっていた」と告白し、当時試作したという部品の写真や部分設計図、図解文書類の一部を公開した。

「地球外起源のUFOそのものか、米国の軍産複合体が極秘開発中の実験機かどうかはまだ分からないが、いずれにせよ直接、間接的にエイリアン文明の高度テクノロジーが応用されていることだけは確かだろう」(南山氏)

 仮に、米国がエイリアンの力を借りて開発したものだとすれば、目的は? 増え続ける目撃情報とともに謎は深まるばかりだ。

(平成19年(2007)年8月30日付紙面から)

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