米国に出現“リアル万引き家族”ウォルマートで大暴れ御用

2019年04月18日 16時00分

 これぞ“リアル万引き家族”だ! 米ウィスコンシン州にあるスーパーマーケットチェーン最大手ウォルマートに先週、とんでもない家族が来店した。母親はディスプレーを破壊するなど大暴れ、息子は全裸になって他の客を怖がらせ、連れてきたペットの犬まで商品をくわえて走り回るなど、やりたい放題。店内はカオスに陥り、駆けつけた警官らが抵抗する親子と犬を取り押さえるという大立ち回りがあった。

 是枝裕和監督の「万引き家族」といえば昨年、「最も話題となった日本映画」と言っても過言ではないほどの作品だ。昨年5月に行われた「第71回カンヌ国際映画祭」では、最高賞に当たるパルムドールを獲得。世界でも高い評価を得た。

 さらにビートたけし本紙客員編集長が審査委員長を務める本社制定の「第28回東京スポーツ映画大賞」では、作品賞を含む4冠を達成。パルムドールを受賞した是枝監督に対しては、たけしが「非常にうらやましく思ってる」と話したほどだ。

 そんな「万引き家族」の“リアル版”が米国で起きた。ウィスコンシン州オークレア警察に「店内がパニックになっている」と通報があったのは、10日午後8時半ごろ。リサ・スミス容疑者(46)と息子のベニー・バン容疑者(26)が、飼い犬の“ボー”を連れて入店し、しばらくしてのことだった。

 米FOXニュースによると、リサ容疑者はなぜか店内の装飾を引きちぎっては自分のカートに入れていたため、店員が退去を求めたところ急に暴れだしたという。店員はすぐに警察に通報、駆けつけた警官らが取り押さえようすると、リサ容疑者は空手の構えで抵抗したという。

 その間、リードなしで入ってきたボーは、買い物中の客に襲い掛かり、その後は食品をくわえて走り回るなど、店内はまるで“ドッグラン状態”と化した。

 一方、ベニー容疑者は素っ裸になって衣料品コーナーで洋服を物色し、気に入った商品を見つけて着用し、代金も支払わずそのまま店外へ。警察が慌てて後を追うと、乗ってきたスクーターで逃走しようとしたため、万引きやわいせつ行為などの疑いで現行犯逮捕した。

 また、空手の構えで抵抗していたリサ容疑者も取り押さえられ、迷惑行為や公務執行妨害などの疑いで逮捕された。

 店内を走り回っていたボーは、警官らにより捕獲されて動物愛護協会に引き渡された。オークレア警察は、同署の公式フェイスブックで「犬に刑事責任はないけれど、万引き禁止の警告はしておいた」と書き込んだ。