足立区の人骨屋敷騒動収束もどこに消えた? 500人分の骨

2019年04月12日 16時00分

問題の家はすっかり片付けられていた

 東京都足立区の住宅で人骨約500人分が見つかった事件で、警視庁西新井署は11日までに、住宅敷地に人骨を放置したとして廃棄物処理法違反の疑いで、骨格標本製作会社の社長を書類送検した。社長は「いずれは片付けるつもりだった」と話している。

 約500人分とは尋常な数ではないが、現場はすでに片付けられていた。近隣に住む男性は「ここ10日くらいで業者が何度も出入りして片付けていった」という。以前は敷地の駐車スペースに人骨が山盛りになっており、ブルーシートがかぶせられていた。「素人が見ても人骨って分かるくらい。大腿骨が丸見えだった」(同)。

 風でシートがめくれ、骨が見える状態になり、通りかかった子供が泣きだしたこともあったという。

 発覚のきっかけは昨年秋、問題の家に住んでいたあるじが亡くなったこと。社長の親族だったといい、近年増えている孤独死だったが、違うのは物々しい数の警察官が集まった点だった。鑑識も来て、まるで大事件のようだったという。

 ふたを開けてみれば事件性はなし。人骨はインドから輸入されたもので、人体模型に使われるはずのものだったが、処理に困って放置されていたわけだ。

「臭いはないし、敷地の中だから何も言えなかった。買い物に行くときは怖かったですよ。それがやっとなくなったんだから、ホッとしています」(同)

 一体、人骨はどこへ消えたのか。骨格標本製作会社を訪ねると、関係者が「何もお話しすることはありません」。ごみ屋敷ならぬ人骨屋敷とは物騒だが、人骨がしっかり供養されていることを祈りたい。