69歳会社役員が20代女性をシャブ殺害 容疑否認も100倍?致死量検出の謎

2019年03月07日 17時00分

 20代の知人女性に多量の覚醒剤を摂取させて殺害したとして、警視庁捜査1課は6日、殺人と覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで、東京都渋谷区の税理士で不動産会社役員の石原信明容疑者(69)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年7月22日、渋谷区の自宅で、板橋区の無職、五十嵐友理さん(28=当時)を急性覚醒剤中毒にして殺害した疑い。石原容疑者は「事実ではない」と容疑を否認している。

 捜査1課によると、司法解剖で、血液などから致死量をはるかに超える濃度の覚醒剤が検出された。

 捜査関係者によると、石原容疑者は、任意の聴取に「2016年冬ごろに会員制交際クラブで知り合い、その後も連絡を取り、数回会っていた」と話していた。

 事件があった22日は、正午ごろに2人で自宅に入り、酒を飲むなどして過ごした。夜に五十嵐さんが苦しみだし、いったん体調が落ち着いたが、翌23日朝には意識がなくなっていたと説明したという。

 石原容疑者は午前7時ごろ、自ら119番。駆けつけた救急隊が、3階寝室のベッドで倒れている五十嵐さんを発見、その場で死亡を確認した。

 五十嵐さんは死亡前、「石原容疑者に覚醒剤を勧められたが断った」と友人に連絡していた。

 遺体の状況から覚醒剤を注射されたのではなく、酒などに混ぜて飲まされた可能性がある。一部では致死量の100倍を超える量だったと報じられている。

 事情通は「覚醒剤の致死量は0・5~1グラム。100グラムもの覚醒剤を飲ませるのは無理でしょう。100グラムだとすると、500ミリリットルぐらいの水で溶かすことができますが、刺すように苦くて、飲み込めない。飲み込めるぐらいだとすると、何十リットルにも薄めないといけないはず」と指摘する。

“紀州のドン・ファン”こと野崎幸助さんが昨年、覚醒剤中毒で死亡した事件でも、胃から覚醒剤が検出されたが、どのように覚醒剤を口から摂取させたのかは謎だ。捜査1課は摂取させた方法や、入手経路を調べている。