2歳娘に強制性交・再逮捕ヤンキー父の鬼畜 17年暴行死の事件時も人ごと

2019年02月08日 17時00分

 児童虐待事件が後を絶たない中、大阪府警捜査1課は7日までに、当時2歳の長女に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死罪で起訴された父親で職業不詳の今西貴大容疑者(30=大阪府寝屋川市)を、強制性交致傷と傷害の疑いで再逮捕した。調べに対し「一切心当たりがない」と容疑を否認しているが、事件当時を知る近隣の住人が「異常としか言えない」と、今西容疑者の父親らしからぬ様子を証言した。

 再逮捕容疑は2017年11月、当時住んでいた大阪市東淀川区の集合住宅周辺で長女に暴行し左脚を骨折させ、同12月に自宅で性的暴行を加えてケガを負わせた疑い。長女は同月、暴行を加えられ急性硬膜下血腫などの重傷を負い、死亡した。昨年11月に殺人容疑で逮捕され12月に傷害致死傷罪で起訴された今西容疑者だったが、同月に保釈。記者会見で無罪を主張していた。

 事件時の様子についてある近隣住民は「救急車呼んだ時、嫁さんのほうは『子供を助けて!!』って叫んでたけど、旦那は知らんふりしてるんか、出てこんかった。近所の人が“何があったんか?”と様子を見に行ったら、家の中は散らかり放題で、女の子が顔が真っ白で倒れてたから『死んでる』って思ったらしい」と振り返る。

 大阪府警捜査1課によると、今西容疑者は17年9月に妻と結婚。同12月に妻の実子である長女と養子縁組した。

「17年の8月に(集合住宅が)新築された時に入居してきた。夫婦ともに茶髪でヤンキーっぽい雰囲気で、車が2台あったけど、どっちも名古屋ナンバーやから目立ってた。嫁さんの方は車でチョロチョロ出かけてたけど、後から聞いたら、パチンコ行ってたみたいやね。雨戸がいつも閉めっぱなしで、ほとんど外出しない。保育園に行かせてる感じもなかった」(前出近隣住民)

 今西容疑者は再逮捕前に「公園で娘が脚が痛いと言ったらヒザにヒビが入っていた。なぜか分からない」と説明したが、複数の医師がケガは加害行為によるもので虐待があったと指摘。府警は再逮捕に踏み切った。

 性的虐待によるケガについて捜査事情通は「解剖したら陰部が破れて血まみれやったらしい。連れ子やからって、2歳児の頭に暴行を加えるだけでもおかしいのに、性的暴行を加えるなんて異常としか言えない」と吐き捨てた。

 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で虐待死した事件では、傷害容疑で逮捕された父親からDV(家庭内暴力)を受け、被害者でもあった母親が共犯として逮捕された。学校も教育委員会も児童相談所も対応を誤り、心愛さんを救うことができなかったが、こちらは2歳。

 別の近隣住民によると「ほとんど外出せんし、他にも小さいお子さんのいる家庭があって、泣いてても分からんかった」そうで、救いを求めることもできなかった。

 その上で、妻の対応について「昔は家庭の問題なんて取り合ってくれへんかったけど、医者が明らかな虐待って判断してるくらいなんやから保護してくれる。それをしてないんやから、嫁さんも半分は加担してる。マインドコントロールされてるんだか、子供より男の方が大事なんか…」と話した。

 悲惨な虐待事件が続く中、警察庁は7日、18年の犯罪情勢を公表。虐待を受けた疑いがあるとして児童相談所に通告した18歳未満の子供は前年比22・4%増の8万104人(暫定値・以下同)に上った。8万人を超えたのは統計のある04年以降初めてで、過去5年間で約2・8倍に増加した。18年分の内訳で、5万7326人と最も多かったのが暴言などの心理的虐待だ。暴力による身体的虐待が1万4821人、ネグレクト(育児放棄)などの怠慢・拒否が7699人、性的虐待が258人で、いずれも前年を上回った。

 相次ぐ児童虐待に、安倍晋三首相は7日の参院予算委員会で、児童虐待防止に関する関係閣僚会議を8日に開催すると明かした。虐待の可能性がある児童情報の共有について、新たなルールを検討するという。

 今もどこかで虐待は起きている。社会全体で子供を守る体制づくりが急務だ。