千葉小4女児虐待死 母親はLINEで夫の鬼指令を受けていた

2019年02月07日 17時00分

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛さん(10)が自宅浴室で死亡し、傷害容疑で両親が逮捕された事件で、母・なぎさ容疑者(31)が父・勇一郎容疑者(41)の不在時に、LINEで心愛さんの動向を報告し、指示を受けて食事を与えないことがあったことがわかった。

 なぎさ容疑者は「夫に言われ、今年に入ってから娘を外出させず、事件数日前からは食事を与えないことがあった」と供述。心愛さんは極端にやせた状態ではなかったが、司法解剖の結果、胃の内容物はほぼなかった。

「娘が日常的に叩かれていたことは知っていたが、夫が怖くて止められなかった」となぎさ容疑者は供述。勇一郎容疑者は、事件当日の1月24日は「午前10時から午後11時ごろまで休ませずに立たせた。しつけのつもりで悪いと思っていない」と主張している。なぎさ容疑者は「朝から晩までほとんど眠らせず、続けていた」。勇一郎容疑者が事件前から、心愛さんを夜中に起こし長時間立たせたことも「やめてと言ったが聞いてもらえなかった」とも供述した。

 勇一郎容疑者は事件の3日前に「インフルエンザにかかった」と仕事を早退し、その後、休んでいた。本紙既報通り、2017年8月に野田市に引っ越す前の沖縄・糸満市在住時から勇一郎容疑者によるなぎさ容疑者へのDV(家庭内暴力)があったことが判明しており、その後、一家は勇一郎容疑者によるマインドコントロール下にあったとみられる。

「夫の不在時に心愛さんの様子を連絡し、食事を与えない、外出させないというのは母親としての責任を果たしているとは言えず、刑事責任はある。夫が妻に心愛さんを監視させていたLINEのやりとりなどから、夫の暴力による支配関係を調べる」と捜査関係者は話している。