この正月もまさかの家族トラブル 専門家が語る長期休みの不快指数

2019年01月04日 17時00分

 実家で家族揃って「あけましておめでとうございます」とあいさつするお正月は、当たり前のものではなくなるかもしれない。この正月も家族トラブルが勃発した。長男(23)にケガを負わせたとして、兵庫県警須磨署は元日、傷害容疑で神戸市須磨区の会社員の父親(43)を現行犯逮捕した。同日午後6時40分ごろ、父親の自宅から車で15分ほどの場所にある祖父宅で、長男に頭突きをして唇を切るなどのケガを負わせた疑い。親子は仲が悪く、祖父宅に来ていた長男をとがめて「なんで俺のところに来ないんだ」と怒った末の犯行だったという。

 正月に集まった家族内で起きた事件は珍しくない。2015年1月2日には神奈川県で息子(22=当時)が両親を刃物で切り付け、母親を死亡させる事件があった(懲役19年確定)。

 刃傷ざたになるほどでなくとも、正月・盆は要注意だ。家族間トラブルに詳しい専門家は「正月に夫の実家に行く、行かないという妻の悩みは最近、表面化した。義両親と嫁の間の余計な災いを増やすくらいなら、実家に帰らずに家で過ごす選択をする夫も増えてきた」と最近の傾向を語る。

 帰省せずともトラブルの火種になる。「ラブラブな夫婦ならともかく『妻(夫)にずっと家にいられると疲れる』という夫婦も多い。長期休みになって、正月でずっと顔を突き合わせていることでストレスがたまる。正月・盆の長期休みが離婚の要因になることがある」(同)

 交通費が高く、混雑する時期に帰省する意味を見いだせない若者も増えている。家族だんらんが、不快指数を高めるイベントにならなければいいが…。