報道写真家・広河隆一氏セクハラで代表取締役解任 関係者が明かす「モテると勘違い」

2018年12月27日 17時00分

 写真誌「DAYS JAPAN」を発行するデイズジャパン(東京)は26日、フォトジャーナリストの広河隆一氏(75)を25日付で代表取締役から解任したことを発表した。

 今週発売の週刊文春が「世界的人権派ジャーナリストの性暴力を告発する」と題し、広河氏からのセクハラ行為を訴える女性の元スタッフらの証言を報じていた。記事によると、広河氏は「DAYS JAPAN」編集部でアルバイトをしていた女子大生や、ジャーナリスト志望の女子大生と肉体関係を持ったほか、女性アシスタントなどにセクハラ行為をしていたという。

 デイズジャパンの代理人によると、同社が聞き取り調査をしたところ、広河氏が記事の内容を部分的に認めたため、代表取締役としてふさわしくないと判断し、25日に臨時取締役会を開き、解任したという。同社は「編集長・発行人として関わってきた広河氏が被害者の方々の尊厳を傷つけてしまったことに対して、心からおわび申し上げます」としている。

 広河氏は同社のホームページで「私は当時、傷つけたという認識が欠けていた。私の向き合い方が不実だったため、傷つけることになった方々に心からおわびいたします」とのコメントを26日、掲載。代表取締役、取締役の解任、NPO法人「沖縄・球美の里」名誉理事長も解任されたことも伝えた。

 同誌は2004年に広河氏らが創刊し、国内外の社会問題を取り上げてきた。今年11月、売り上げ不振のため、来年2月発売の3月号で休刊する方針を発表していた。

 広河氏は、チェルノブイリ原発事故やパレスチナ難民キャンプ虐殺事件などの報道で知られる有名フォトジャーナリスト。同氏を知る関係者は「広河さんはバツ1の妻帯者ですが、自分はモテると勘違いしていたフシがある。被害に遭った女性側の断れない立場を悪用していた点は『合意だった』と言い逃れできないでしょうね」と話している。