56歳男が逆恨みから会社員殺害か 被害者の妻のカネ狙い詐欺の前科が

2018年09月21日 17時00分

 愛知県岡崎市の会社員、生田好男さん(53)が先月、密室の自宅で目隠し、手足を縛られ殺害された事件で20日までに、過去に生田さんの妻(45)の預金を不正に引き出したとして実刑判決を受けていた豊橋市の無職、高橋律行容疑者(56)が殺人容疑で逮捕された。

 愛知県警岡崎署捜査本部によると、高橋容疑者は8月31日早朝から午前9時ごろまでの間に、生田さん宅で生田さんの首や腹などを刺し、失血死させた疑い。生田さんは自宅1階の居間で半ズボン姿でうつぶせの状態で、目隠しされ、手足を結束バンドで縛られた状態で発見された。

 事件発生当初から、生田さん夫婦の関係者の中から高橋容疑者が浮上していた。生田さんの妻が被害者となった詐欺事件の主犯だったからだ。

 高橋容疑者は中国籍の女と共謀し、生田さんの妻の通帳や印鑑を不正入手し、預金150万円を引き出したとして2016年2月に逮捕され、実刑判決を受けていた。

「その事件の共犯の女は、生田さんの奥さんが経営するマッサージ店で働いていた。店の客だった高橋容疑者が奥さんのカネを狙った事件だったが、逮捕されたことで生田さん夫妻に恨みを持っていた可能性がある」(捜査関係者)

 刑務所を仮出所し、7月11日から豊橋市内の更生保護施設に入所していた。高橋容疑者は元美容師で、過去には出身地の半田市内で美容院を経営していたが、評判は極めて悪かった。

「店に置いていたカネがなくなったと自作自演の強盗騒動もあった。ギャンブル好きで、多額の借金も抱えていたようで閉店。その後は雇われて美容師をしていたこともあったが、地道に仕事をするタイプではなかった」と地元関係者。凶器の包丁は高橋容疑者の供述通りの場所から発見され、調べに「包丁で刺したことは間違いありません」と容疑を認めているという。