女子生徒に性的行為を強要したお囃子先生の卑劣な手口

2018年09月20日 07時30分

 警視庁西新井署は18日までに、児童福祉法違反の疑いで東京都足立区の自営業、石鍋英彦容疑者(42)を逮捕した。1月3日から2月初旬にかけて、自宅で高校1年の女子生徒(16=当時)に10回以上性行為をした疑い。「同意があった」と一部で容疑を否認している。

 石鍋容疑者は自宅近くの栗原氷川神社で毎週のように地域の子供たちにお囃子(おはやし)を指導し、被害者が小学生のころから教えていたという。「ここで20年弱は教えていると思う。指導するのは地元の人だけ」(古くからの地元関係者)。稽古は夜10時過ぎまで続くことがあった。「その後、場所を自宅に移して教えることもあった」(同)

 石鍋容疑者は「拒否したら笛を教えない」と“脅迫”していたという。

 ある親は「前はうちの子供も習っていた。『指導についていけない』と言ってやめたんです。パワハラやセクハラめいたことがあったとは噂で聞いてます。事件が起きて本当に怖い」と語る。

 女子生徒たちは高校進学とともにお囃子から離れることが多く、被害者は貴重な存在だったに違いない。

「笛がうまくなりたいからと、遅くまで残ることもあった。石鍋さんの家には他に家族もいるし、間違いはないと思っていたけど…。ここは近所のつながりが強いから多くは語れない。だからこそ被害を言えずに泣き寝入りしている子が他にもいると思う」(前出の親)

 70~80代の指導者をよそに、お囃子の指導は実質的に石鍋容疑者が「牛耳っていた」と前出の関係者。指導者を選べない環境で、上達したい気持ちにつけ込んだとしたら悪質だ。

 今月16~17日には例大祭があり、お囃子も祭りを盛り上げた。

「こんな事件が起きたらみんな笛も太鼓もやめちゃいますよね。これからの祭りはどうするんでしょう」と前出の地元関係者はうつむいた。石鍋容疑者の罪は重い。