鬼畜ナンパ講座生に懲役8年求刑 被害者はレイプ暴露を恐れる日々

2018年09月15日 17時00分

 2人の女性を酒に酔わせてレイプしたとして、準強制性交等罪などに問われたナンパ講座「リアルナンパアカデミー(RNA)」の塾生羽生卓矢被告(33)の裁判が14日、東京地裁で行われ、検察は懲役8年を求刑した。

 昨年4月1日と7月31日、塾生仲間と共謀して、ナンパした女性AさんとBさんを酩酊状態にして強姦し、様子を撮影したデータを、RNAのLINEグループに送信した2つの事件。事実関係は認めていた。

 裁判に被害者参加した2人の意見陳述では、その卑劣さが際立った。レイプ動画をRNAのLINEにバラまかれたAさんは「動画には私が『いやだ』と繰り返し叫んでいる様子もあった」と涙ながらに明かした。

「今年の7月31日をどんな気持ちで過ごしたか分かりますか。羽生たちに殺された命日と思って過ごしました」(Aさん)

 羽生被告は今年10月に生まれる予定の子供に「父親として尊敬されたい」と語ったが「少なくとも2人の女性をレイプした父をどう尊敬すればいいか分かりません」とAさんが切り捨てたのも当然だ。

 Bさんは「逮捕後にRNAのメンバーが私の仕事場に客として来た」という。被害者は事件後も、レイプがRNAメンバーの悪意によって世間に暴露されないかを恐れて暮らしている。心身は「今もまともと呼べる状態ではない」と話すAさんは「一生刑務所で暮らしてほしい」と訴えた。

 弁護側は「凶器や薬を使用していない」「性交は長くても数分」と執行猶予刑を求めた。

 10日には塾長渡部泰介容疑者(42)も準強制性交等の疑いで逮捕。塾生の大瀧真輝被告(29=準強姦容疑で逮捕・起訴)と昨年11月、酩酊させた女性Cさんを順に強姦した疑いだ。和姦の証拠としてハメ撮りもしていた。逮捕後の渡部容疑者は「『撮影したことは悪かった』と言いだしたが、否認している上に態度も悪い」(捜査関係者)という。一連の事件はまだ終わらない。