100万部確実「トランプ暴露本」 北朝鮮への衝撃極秘指令明らかに

2018年09月13日 08時00分

米国で発売された「フィアー」(ロイター)

 米国トランプ政権の内幕を描き、発売前から話題騒然となっていた暴露本が11日、ついに全米で出版された。

 タイトルは「フィアー」で、日本語で恐怖という意味。著者は1970年代にニクソン米大統領を辞任に追い込んだ「ウォーターゲート事件」をスクープした“レジェンド記者”のボブ・ウッドワード氏(75)。ワシントンの書店では長蛇の列ができた。出版元によると、発売前から増刷を重ね発行部数は100万部を超えたという。

 同書ではドナルド・トランプ大統領(72)の予測不能な言動に、ホワイトハウスが振り回されている様子が描かれているが、日本にとって人ごとではないのが、北朝鮮に関するくだりだ。

 昨年10月、トランプ氏の極秘指令のもと、米空軍がミズーリ州で金正恩朝鮮労働党委員長の“暗殺訓練”を実施。爆撃機や給油機を投入したが、暗号交信がうまくいかず、軍の周波数を監視していた無線傍受マニアの地元住民に交信内容がダダ漏れしていたという。

 また今年初頭には、トランプ氏が北朝鮮に脅しをかけようとツイッターで「在韓米軍の家族らを韓国から退避させる」と投稿しようと画策。それを知った周囲の高官が「北朝鮮が軍事攻撃開始のサインと誤解する」と制止したため、ツイートは“幻”に終わったという。もしもそのまま投稿されていれば「錯乱状態に陥った金正恩が核ミサイルのスイッチを押していた可能性がある」(半島情勢事情通)というから恐ろしい。

 トランプ氏は同書を「フェイクニュース」扱い。一方であまりに生々しい証言の数々に、疑心暗鬼になっているという。

 10日には自身のツイッターで「ウッドワードの本はジョークだ。匿名の情報源を使った私に対する新たな襲撃だ」と猛批判した上で「私が本物の本を書く!」と宣言。暴露本に対抗して、“自画自賛本”を出版する用意があることを明かした。

 もっとも大統領直筆本が、どれだけ売れるかは未知数だが…。