「隕石破片」捜索打ち切りの怪

2013年02月22日 11時00分

 やっぱり出た、UFO説!! 15日にロシア南部チェリャビンスク州で、1200人以上の負傷者を出した隕石事故。“本体”と思われる大きな塊が見つからないまま、ロシア政府による捜索活動が打ち切られた。いったいなぜ? 目撃者が撮影した隕石落下映像に「UFOらしき飛行物体が写っていた」と主張する研究者は「あれはUFOの墜落。機体はいち早く政府の秘密機関が持ち去った」可能性を示唆。一方で「隕石ハンターが政府より先に回収したのでは?」との声も出ている。

 日本空中現象調査委員会の世話人である竹本良氏は「チェリャビンスク隕石落下時の映像に、UFOが写っていると研究者の間で話題になっている。ロシア国営テレビのニュースで放送された映像を見ると、ポツンと黒い影がある。歴史的事件があると必ずUFOが登場してくるが、記録班で、ただ隕石の通過を目撃していたというのか。ただ見てないで、被害を抑えてもらいたいけれども、そうはいかないのか。とはいってもニアミスした旅客機が、まばゆい光と化した隕石と対照的に黒く映った可能性も否定できないが」と語る。

 実際、ロシアのテレビ局NTVは17日、隕石は飛行中の旅客機に近い空中で爆発し「着陸に向けて高度を下げた際、まばゆい火の玉を見た」などとする同国アクバルス航空のアルヒポフ機長のインタビューを放映。コトフ副操縦士は顔に隕石の熱を感じたといい「(隕石が)3つに割れて飛び散るのを見た。それぞれが巨大に見えた」と説明した。

 爆発時の衝撃波は着陸の妨げにならず、機長は「運が良かった」と話した。しかし、黒い影は旅客機というよりも、三角形のような角ばった形状のように見える。

 さらに、オカルトに詳しい作家の山口敏太郎氏も隕石落下にまつわり、UFO説が流れていると指摘する。

「隕石の塊が見つからないことで、いろいろな話が出ています。ロシア領空に度々UFOが出現して問題になっており、業を煮やした空軍がUFOを迎撃し墜落したという説。一方で、迎撃ではなく、操縦を誤ったUFOが墜落事故を起こしたという説もあります」

 米国ではUFO落下事件があると必ず黒ずくめのスーツ姿の“メン・イン・ブラック”が現れ証拠物を回収するとされる。そのロシア版がいて、「残骸を回収し、ダミーとして別の隕石のかけらみたいなものをばらまいていった可能性もゼロとはいえない」(別の研究者)。

 また、違った見方も浮上している。隕石ハンターの存在だ。隕石は“宇宙からの贈り物”“太古のロマン”として、世界中に多くのコレクターが存在する。年間4万個が落ちてくるとされるが、発見されるのはわずかだ。その中で、最も多く採取されているのは南極。

「南極全体の氷は外に向かって流れていて、隕石も山脈の近くでせき止められる。氷が蒸発した際に地表に出てくるので、自然に集積できるメカニズムになっていて、発見しやすい」(専門家)

 とはいえ一般人の採掘は禁止されており、回収された隕石は国や博物館の所有となる。

「市場に出回るのは砂漠で発見されたものが多い。隕石が落ちたと思われる付近を隕石ハンターが、金属探知機を片手に探しまわる。落下した場所の土地所有者に所有権があり、ハンターは採掘権を購入し、掘り起こしたりする。だが、砂漠などでは、そのまま発見者の物になる場合もある」(隕石販売関係者)

 今回の隕石は、NASAの推計では直径17メートル、重さ1万トンとされる。その全てが粉々に砕け散ったとは考えにくい。

「一般的に隕石は安いものなら1グラム数百円から。大量に見つかれば価値は下がる。ただ今後の調査で、地球上に存在しない未発見の成分や生命の起源となるアミノ酸が入っていれば、希少性は一気に高まる。1グラム数十万から100万円を超えてもおかしくない」(同)

 過去には数億円で取引された隕石もあり、ハンターの目の色が変わるのは当然だ。やはり、ハンターが持ち去ったのか? いずれにせよ、宇宙からの飛来物は、男たちをとりこにしてしまうようだ。