スルガ銀行 ずさん融資問題の背後に闇勢力!

2018年07月04日 17時30分

 スルガ銀行が6月28日に開催した株主総会の決議で、岡野光喜会長の取締役再任への賛成割合が前年の91・86%から約20ポイント減り、71・30%にとどまったことが3日、同行が開示した臨時報告書で分かった。シェアハウス投資へのずさん融資問題で企業統治の欠如が露呈したことが響いたとみられ、岡野氏は取締役11人の中で最も低かった。岡野氏は30年以上トップに君臨し、スルガ銀は地方銀行で屈指の収益力を誇ってきたが、融資の現場で審査書類の改ざんなどの不正が横行していたことが判明し、事業モデルが崩壊寸前となっている。

 スルガ銀ではシェアハウス「かぼちゃの馬車」を巡る投資で、審査資料の改ざんが問題化している。本来、融資審査に厳格であるはずの銀行側が、かぼちゃの馬車を販売するスマートデイズ社などと組み、返済能力のない購入者に1億円以上のローンを組ませていた。その後、スマート社は経営破綻。購入者のなかには億単位の借金を背負い、自己破産する者も出た。

 今後、金融庁からスルガ銀に行政処分が下ることは確実だが、被害弁護団は同行の融資担当者らに対し、有印私文書変造などの疑いで告発状を警視庁に提出している。

「現時点で告発状は受理されていないが、いずれ警視庁捜査2課が動くことになる。問題の融資の大半はスルガ銀行横浜東口支店が行っており、主導した元支店長の刑事責任は免れないだろう」(関係者)

 事件の背後には、闇勢力の存在も指摘されている。5月にはスマート社に続き運営会社の「ゴールデンゲイン」が倒産したが、別の関係者によると「ゴールデン社の幹部のなかには、関東連合筋の半グレ集団に近い者がいる。金の流れにも不可解な点がある」という。

 被害者を自己破産に追い込んでおきながら、不当に得た金の一部が闇社会に流れていたとしたら、決して許されることではないが…。