鹿児島県立名門校の生物講義室から50年前のホンモノ頭蓋骨 なぜ校内に?

2018年06月08日 17時00分

 学校の七不思議か? 鹿児島県立鶴丸高校の生物講義室から、約50年前に死亡したと推定される身元不明の女性の頭蓋骨が一昨年7月9日に見つかっていたことが判明し、騒ぎになっている。

 鹿児島市は今年4月、この頭蓋骨を火葬し、市営墓地に埋葬。引き取り手のいない「行旅死亡人」として5日に官報に掲載した。市保護第1課によれば、同校の生物教師が生物講義室で標本棚を整理していると、棚の奥の方から頭蓋骨を発見したという。

 同校の教頭は「昭和50年前後までさかのぼり、本校に在籍していた生物教師に話を聞くと、頭蓋骨の存在を知っている先生もいた。他の骨の行方や、なぜ校内にあるのか我々は知る由もないんです」と困惑気味だ。

 本物の頭蓋骨と判明した経緯については「昨年1月に本校の卒業生に連絡して、鑑定をお願いしたところ、人の骨であることが分かり、県警に届け出た。生物教師は当初、半信半疑だったので人骨と分かって、かなりびっくりしたのでは」(前出の教頭)。

 同校は6日に県警から頭蓋骨に事件性はないとの連絡を受けたという。市は頭蓋骨の身元につながる情報を求めている。ネット上には「その頭蓋骨に触ったことがある」などと書き込む卒業生とみられる人物も現れ、話題になっている。

 類似した事案は2011年8月、ニュージーランドの小学校の倉庫に保管されていた人の骨格標本が、本物だったことが判明したケースがある。その後の調べで、骨は19~20世紀初頭のもので、インドか中国から持ち込まれた可能性が高いという。15年12月には英国の高校で、美術教師が授業で40年以上使用していた骨格模型を鑑定した結果、約100年前に死亡したインド人男性の骨だったことが判明している。