集団自殺か長崎で70歳前後の男性3人が転落死

2018年05月31日 17時00分

 高齢男性3人の集団自殺か? 29日午後9時18分ごろ、長崎・佐世保市の県営泉福寺団地で「外でドンと大きな音がして、人が倒れている」と110番通報があり、県警佐世保署と佐世保市消防局が現場へ駆けつけると、70歳前後の男性3人が倒れているのが見つかった。

 遺体発見時、2人はすでに死亡しており、もう1人は搬送先の病院で死亡が確認された。遺体には転落時にできた傷以外に外傷はなく、同署は3人が12階建ての棟から転落したとみて、事件、事故、自殺を視野に調べを進めている。

 遺体の発見現場には12階建てと6階建ての建物があり、2人の遺体は2棟の間で、もう1人の遺体は2人とは少し離れた場所で見つかった。

 捜査関係者は「遺書は今のところ見つかっていない。3人とも靴を履いておらず、周囲には1人分の靴だけが残されていた」と語る。近隣住民は「夜9時すぎくらいから、ドンという大きな物が落ちるような音を10分おきに複数回聞いた」。転落した時間がバラバラだった可能性がありそうだ。

 遺体の発見現場となった県営住宅を管理する同県庁職員は「3人は身元の確認ができるような財布やスマホは所持していなかった。なので司法解剖をして、身元の特定を行っているところです」とけげんそうに話す。

 県警によれば、12階に住む高齢男性とその弟と連絡が取れなくなっているといい、死亡した3人のうちの2人は、この兄弟とみて調べている。残る1人の身元も不明だけに、今後の捜査が注目される。