山口達也は大丈夫か?アルコール&性依存症老人の現実

2018年05月10日 07時10分

 アルコール依存症と性依存症が結びついた“病気”ほど根深いものはない。酩酊して女子高生に無理やりキスをして、強制わいせつ容疑で書類送検(起訴猶予処分)されたTOKIOの元メンバー山口達也(46)の行く末が気になる?裁判が8日、東京地裁であった。酒と性欲の魔力に対して、本人の努力だけではどうしようもないことが70歳手前の老人の事例から分かる。

 酔って電車内で痴漢したとして都迷惑行為防止条例違反の罪に問われた東京・台東区の無職、高橋一郎被告(69)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。起訴状によると、3月5日午後7時20分ごろ、JR山手線の新橋駅~有楽町駅間で女性(46)のスカートをめくって尻を触り、中のスパッツに右手を突っ込んだとされる。

 寝癖のついた白髪頭の高橋被告は、今週末に70歳の誕生日を迎える。背中を丸めながら全面的に罪を認めた。検察によると9件の前科があり、どれもが飲酒して電車内で起こした痴漢だ。2011年に事件を起こし、2年間の刑務所暮らしを経て、酒を断つ努力をしてきたが…。

 アルコール依存症の自覚もあり、酒・薬物の依存症対策施設や、禁酒自助グループに通い続け、酒と7年間離れてきた。飲酒願望は「刑務所の中で一度だけあったが、だいぶ消えていた」という。

 ところが、今回の事件の数日前、あろうことかグループからの帰りに赤ちょうちんを目にしたことで「自分でもよく分からないまま、急に飲みたくなった」。ビールを口にすると、グループ通いもやめ、あっという間に酔いどれ生活に逆戻り。

 家の近所の三ノ輪や南千住などで飲んでいる分にはよかったが、自宅から遠い新橋の居酒屋で飲んだことが犯罪を呼んだ。

「飲みたい一心」「交通機関が電車しかないので乗ってしまった」「ビールのジョッキを1杯飲んだだけで頭がフラフラした。立て続けに3~4杯飲んだ」。そんな言葉から、正常な判断ができなくなっていたことが分かる。乗車した新橋駅から1駅隣の有楽町駅で現行犯逮捕されたスピード感も異常だ。

 過去の裁判のたびに飲酒との決別を誓ってきた。酒と痴漢との関係も「グループで毎日話し合ってきた」。それでも欲望からは逃れられない。

 離婚して今は生活保護受給の一人暮らし。検察側は周囲に監督者もいないことなどを理由に懲役1年を求刑した。

「心に油断があった」と原因を語る高橋被告に、裁判官は「自分でも分かっていると思うが、1回飲んだら止まらない。ずっと油断できない。どこかで終わりがあるわけじゃない」と語りかけた。

 今、酒と性犯罪で日本で最も有名な男といえば、ジャニーズ事務所から契約解除された元TOKIOの山口達也だ。

 ダルク関係者は「事務所も解雇され、離婚して妻子とも離れ離れ。山口さんがまた酒におぼれる可能性は高い。この老人のことを山口さんは人ごとと思ってはいけません」と指摘する。

 なお、今回の被害を受けた女性は性同一性障害でホルモン注射を打っている身体的には男性で「知らない人にお尻を触られて気持ち悪い。許せない」と強烈な処罰感情を持っている。高橋被告は「アルコールと性犯罪の医者に通う」と語った。