吉原ソープにも酸素ブームが!

2013年01月31日 11時57分

【なつかしの健康法列伝:酸素ブーム】DeNAに移管され、約60年の歴史の幕を閉じた名門・エスビー食品陸上部。同部が輩出したのは、瀬古利彦ら名ランナーだけではない。

 1980年代前半、同部から「練習後の疲労回復に何か欲しい」という声があり、商品化されたのが酸素缶だ。今ではマラソンのみならず多くのスポーツシーンで見かけられる定番商品となった。

 だが、80年代中盤には「受験勉強の疲労回復に」「二日酔いに」「会議のリフレッシュに」などと、アスリート以外もこれに食いつき、一躍ヒット商品に。“酸素バー”なるものが登場したのもこのころだ。

 某有名百貨店ではテニスボール、万歩計がセットになった「酸素缶お歳暮セット」まで出現。「酸素は買う時代」とまでうたわれ、社会現象化していった。

 その究極が、吉原のソープランドへの導入だろう。

 当時の記事によると、お客にもソープ嬢にも大人気。お客の中には事前、事後ばかりでなく、その最中にも缶を離さず“男性自身”に吹きかけてリフレッシュを図る御仁もいたとか。

 これは例外としても、当時から医療関係者の間で「普段でも空気中の20%は酸素が占めている。気分的な面が一番大きいのでは」と、スポーツ時以外の使用には懐疑的。徐々にブームは沈静化したのであった。