【美人整体師・久嬢由起子の長生きストレッチ(9)】ストレッチが体に良さそうなのは分かるけど、やる時間もないし、どれも大変そう…という人にこそ読んでほしい当コーナー。美人整体師・久嬢由起子が、健やかに長生きするための“超簡単ストレッチ”を紹介します。

「メタボ対策」と聞くと、走ったりジムに行ったり…といった運動を思い浮かべるでしょうが、ちょっとしたストレッチでも腹回りのお肉を減らすことができます。今回は、80年代アイドルのように踊りながらウエストをねじってみましょう。

 詳しい手順は【やり方】と写真を参照。おなかのあたりの血行が良くなり、温まることで代謝が促進されます。特に、腹部をねじる動きによって腹斜筋(わき腹の筋肉)が鍛えられるのがポイント。ここは腹筋の中でも比較的見逃されがちな場所なんですが、“コルセット”のような役割を果たしています。鍛えることでおなかが出るのを防いでくれますし、動かすことでおなか全体の代謝もアップ。メタボ対策のキーになる筋肉なんです。女性の場合、クビレにつながります。

 また、今回のねじる動きは腸も動かし、活性化してくれます。つまり、出るものが出やすくなるので、「昨日は食べすぎちゃったな」というときにはぜひ。あと、「これから飲み会だぞ」というときにもいいですね。あらかじめ刺激しておくことで“出しやすい環境”になり、悪いものが出やすくなります。忘年会シーズンの今、暴飲暴食の前でも後でも、気軽にやってみてください。

 ちなみに、腕を振ることで腕の筋肉も鍛えつつ、大きく回せば肩も回せるので肩こりにも効きます。ポーズ的に人に見られると恥ずかしいかもしれませんが(笑い)、カラオケやスナックで80年代アイドルの曲を歌いながらやるのもいいかもしれませんね。

【やり方】
 ①両腕はヒジを曲げて軽く握り、そのまま体の前で8の字を描くように大きくゆっくり動かす
 ②腰をツイストしながら両手が左にくるタイミングで左ヒザを斜め右に上げ、両手が右にくるタイミングで右ヒザを斜め左に上げる
 ③8の字を4回描く。3セット行う

【ここに効く!】
 腹筋、腕、腰

【注意点】
 腕はなるべく大きく振る。お尻の穴をキュッと締めながら行うと、より効果的。気分が悪くなったらやめておく

 ◆久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)1982年生まれ。整体師、肛筋トレーナー(日本大腸肛門病学会専門医公認)、ボディメイクトレーナー。ミス・ユニバース・ジャパンファイナリストの講師も務める。タレントとしても活動しつつ、新たなストレッチ法を次々に考案。2人で行う「ラブレッチ」のDVD、肛門の筋肉に注目した「やせたいなら肛筋を鍛えなさい」の書籍とDVDが発売中。