唇運動でいびき解消

2013年01月23日 08時00分

【なつかしの健康法列伝:唇運動】いびきは、体臭・口臭に並び、“自分より他人に悪影響が出る”という点で独特の症状である。家族に迷惑がられているお父さんも多いのではなかろうか?

 そんないびきの解消法として、2000年ごろに発案されたのが唇運動だ。

 年をとると、舌を支える筋肉の力が低下することに着目。筋力が低下すると、あおむけになった際に舌を支えられなくなり、舌はのどの方へ垂れ下がり気道をふさぐ。そのため、呼吸をするたび鼻の奥のひだが震えていびきが起こると考えられた。

 ということは、その筋力をアップさせればいい。というわけで、専門医らが独自のトレーニング法を発案。また、それ専用の“トレーニング器具”まで登場した。

 これは、弾力性に富んだマウスピースのような形状で、それを口にはめて口閉じ運動をするという器具だった。握力を鍛える「ハンドグリップ」の唇版と考えれば分かりやすい。

 見た目は新手のSMグッズのようだが、実践者には効果を感じた人も多く、なかには「小顔になった」と思わぬ効能に喜ぶ人もいたとか。

 しかし現代では、いびきは睡眠時無呼吸症候群との関連が指摘されており、“自分も他人も悪影響が出る”症状である。単なる筋力の衰え、と簡単に考えない方がよい。