カイコの粉末でボケ防止

2013年01月02日 10時00分

【なつかしの健康法列伝:カイコの粉末が中国でブームに】

 日本人とは“忘年会”はするけれど、“物忘れ”はしたくない生き物である。あなたも「あれ、何だったっけ?」と言葉に詰まりだしたらボケの始まりかもしれない。

「脳トレゲームがいい」「いや、指を動かすそろばんがいい」と今もボケ防止策は様々だが、1990年代後期、中国でブームになったのが「カイコの粉末」だった。

 中国医学では、脳の萎縮は脳髄を作る力の不足が原因とされ、それを補う生薬としてクローズアップされたのがこの粉。

 当時、中国の研究機関で老人性認知症患者96人に対して行われた治療実験では、カイコの粉末の成功率が、西洋医学の脳リハビリの成功率を上回る結果が出たという。

 この評判を聞き、カイコの粉末は日本にも輸入された。だが、「生気がなかったのに、顔の血色がみるみるよくなった」という声もあれば「全く効果がない」という人まで意見はいろいろであった。

 では、なぜボケにカイコの粉なのか? 漢方には「病気の症状が出ている臓器や部位と形が似ている生薬を処方すると効く」という発想の“象形薬理”という考え方があり、その一種ではないか?という医学関係者の指摘もある。

 じゃあ、カイコでなくても幼虫なら何でもいい気がするけど…。