ナスの粉が歯周病に効果

2012年09月26日 12時00分

【なつかしの健康法列伝:ナスの粉】

 このコーナーで初めて扱う「歯の健康」。こちらについても昔から多くの民間療法が試されてきた。その一つが、1970年代後半に登場した“ナスの粉”である。

 これは、丸ナスを完熟させることでアクを強くし、ヘタを含めて細かく切り刻んで、10日ほど日光に当てたものを、すり鉢で粉にしてふるいにかけた…というモノ。

 自然食研究家が考案した療法で、それを歯ぐきにつけマッサージすると歯周病(当時は“歯槽膿漏”という言い方が一般的だったが…)に効果があるとプチブームを起こしたのだ。

 例えば、当時40代の主婦は歯科医に「手術をしても再発する」とまで言われたが、これを食後と寝る前につけマッサージしたところ「3~4日たつうちに出血や痛みが止まり、歯医者さんに『治ってきた。これなら手術しなくてもいい』と驚かれた」と絶賛。また、同じく歯周病で悩んでいた30代の主婦は「2日で痛みがとれ、肩こりも治った」と副作用ならぬ“副効果”まで感じられたという。

 しかし、西洋医学の立場では「塩分とミョウバンが効くのかもしれないが、それよりマッサージ効果のほうが有効的に働いているのでは…」と当時の専門家でさえ半信半疑であった。

 とはいえ、今でも似たような療法は試されており、それだけ悩む人の多い病気ということかもしれない。