和歌山の“食べる温泉”が人気

2012年09月24日 12時00分

【全国ヘルシーMAP】和歌山県 “食べる温泉”

 温泉は入ってよし、飲んでよし、食べてよし…というワケで、和歌山では“食べる温泉”が人気を博している。

「和歌山は飲泉が多く、中でも世界遺産・熊野古道の近くに位置する『湯の峰温泉』や『川湯温泉』は、日常的な食生活に温泉が取り入れられています。こんなに普通に温泉を使う所は珍しいとよく驚かれますね」(和歌山県・広報課)

「湯の峰温泉」は開湯1800年。日本最古の湯として親しまれ、今も昔ながらの温泉情緒を残している。いにしえの人々は熊野詣での旅の途中、ここで神仏に祈願するために心身を湯で清める“湯垢離(ゆごり)”を行い、聖地でのみそぎと旅の疲れを癒やしていたという。

 一日に7回も湯の色が変化するといわれている天然温泉の岩風呂「つぼ湯」は、世界遺産に登録された世界初の温泉浴場。川沿いには「湯筒」があり、ゴポゴポと湧き出る90度の熱湯で卵や野菜をゆでることが可能で、地元の人々は共同調理場のように使用している。

 旅館や民宿などでは普通に“食べる温泉”メニューがあり、特に充実しているのは、湯の峰温泉「あづまや」。古来、温泉で食材をゆでるのは生活の一部だったが、温泉をもっと料理に生かせないかと考え尽くされた温泉料理の数々が揃っている。

 紀南地方でしか食べることができない「美熊野牛」を温泉しゃぶしゃぶで食べる逸品を始め、体にいい「温泉粥」も。温泉がふんだんに使用され、消化によく、おなかにやさしいので、朝食に最適だ。他にも「温泉湯豆腐」や「温泉甘酒」などもあり、温泉に入って&食べて、体の内外から健康になれそうだ。