【食の金言】82歳まで生きたゲーテが残した言葉

2021年10月10日 10時00分

【石原結實 食の金言】

【「人は食べるもの、そのものである」byゲーテ 】

 カリスマ医師・石原結實氏のコラムがリニューアル。今週からは食にまつわる「言葉」に注目します。健康とともに、一目置かれる雑談ネタも仕入れちゃいましょう!

ドイツの詩人・ゲーテ(1749~1832)が、「Man ist was er isst」(英語ではMan is what he eats)、つまり「人は食べるもの、そのものである」との名言を残している。ゲーテは、日頃の食生活に気をつけていたのだろう。当時としては「長寿」の82歳まで生きた。

 東洋医学にも「食は命なり」とか「食が血となり肉となる」という金言がある。

 食べた物は、かむことによる物理的消化がなされ、胃や小腸に移送されていくと、胃液や腸液、肝臓からの胆汁やすい臓からのすい液などの消化液によって、化学的消化がなされ、タンパク質、脂肪、糖、ビタミン(約30種)、ミネラル(約100種)、水分…に分解され、血液中に吸収され、全身60兆個の細胞に運ばれていく。こうした栄養素は、それぞれの細胞の構築素材となり、又、活動源となり、細胞が集まった組織、器官、臓器の各々が健常に働く原動力となる。

 一般の医学・栄養学では、「食物をバランスよく食べよう」と指導しているが、地球にはバランスよく食っている動物など皆無である。6000キロの体重の象、5メートル超の身長のキリン、牛肉と牛乳を提供してくれる牛…などは草しか食べない。草食用の平べったい歯しか持っていないからだ。

 一方、「トラやライオンに血液をアルカリ性にするために…」として野菜を食べさせようとしても、絶対に食べない。肉食用の尖った歯しか有していないからだ。よって、動物の食性は歯の形で規定されている。「我々人間の歯の形から考えて、適切な食生活は何か」を次回にお話しする。

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